...うす暗い客舎(はたご)の片すみで...
芥川龍之介 「仙人」
...狭い庭を歩き回りながら片すみから片づけ出した...
有島武郎 「或る女」
...名高い古城の片すみには昔の刑具を陳列した塔があります...
寺田寅彦 「先生への通信」
...鯉は片すみの岩組みの陰に仲よく集まったまま静かに鰭(ひれ)を動かしている...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...」かくしてパリーの墓地の片すみの叢(くさむら)の中に...
豊島与志雄 「レ・ミゼラブル」
...恐(こわ)がってる犬のように片すみに縮こまって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そしてすぐに野の片すみの田舎者は僧侶(そうりょ)と伍(ご)するに至る...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もしくは手錠かだぞ!」室の片すみに古い鉄の寝台があった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...サン・マルソー郭外のその荒廃した片すみにある最も質素な人家の前に好んで足を止めてるようだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」テナルディエは扉(とびら)の片すみに行き...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして斧を片すみに置いて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...Mirlababi, surlababo,Mirliton ribon ribette,Surlababi, mirlababo,Mirliton ribon ribo.これは窖(あなぐら)の中や又は森の片すみで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...室の片すみにある船の甲板の出入り口のような四角な穴に出るのだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一度頭脳の片すみに潜んでしまえば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...――幻想交響曲の一片すらも...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あのだだ長く薄暗い寄席の片すみ...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...また忠誠の一片すら...
吉川英治 「黒田如水」
...片すみへ寄ったまま...
吉川英治 「新書太閤記」
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