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芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...その片々は一幅の大畫圖となりて我前に横はれり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...歌の句が片々に混雜(こんがらが)つて...
石川啄木 「鳥影」
...片々に語りながら...
石川啄木 「天鵞絨」
...叙するところは片々たる事柄である...
高浜虚子 「俳句への道」
...好雪片々不落別処(すこし...
種田山頭火 「其中日記」
...片々たる小冊子だけれど内容豊富で...
種田山頭火 「其中日記」
...その片々の女は目の覺めるほど美しい女であつた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...木の葉にからんで指摘することも出来ない無数の片々が...
牧野信一 「鬼の門」
...命の片々をポートマク河の吹雪と希ひしが本来の誓ひならざりしや...
牧野信一 「サクラの花びら」
...何んな片々たるものでも妙にはつきりと憶えてゐるものだね...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...ごく片々とした書きかたで云って居りますが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...雪の片々に心をもたせかけて歩きます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...決して片々的片手間仕事にはしません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どこでも片々となりやすいのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...此(かく)の如くにして集めた片々たる事実を...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...あいつは片々の脚が短いようだぜ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...片々たる葉っぱのことではなく...
吉川英治 「随筆 新平家」
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