例文・使い方一覧でみる「片々」の意味


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...老人は片々(かたかた)の足を洗ったばかりで...   老人は片々の足を洗ったばかりでの読み方
芥川龍之介 「戯作三昧」

...片々(かたかた)の人指(ひとさし)ゆびで...   片々の人指ゆびでの読み方
泉鏡花 「悪獣篇」

...稈心の片々になつたのが...   稈心の片々になつたのがの読み方
薄田泣菫 「旋風」

...私たちのいつも書いているような一個人の片々たる生活描写のほうが...   私たちのいつも書いているような一個人の片々たる生活描写のほうがの読み方
太宰治 「苦悩の年鑑」

...その片々の女は目の覺めるほど美しい女であつた...   その片々の女は目の覺めるほど美しい女であつたの読み方
田村俊子 「木乃伊の口紅」

...郁治はどうせそんな片々(へんぺん)たるものを出したって...   郁治はどうせそんな片々たるものを出したっての読み方
田山花袋 「田舎教師」

...膝(ひざ)のあたりまで裾(すそ)吹巻(ふきまく)られたる女の懐中よりは鼻紙片々(へんぺん)として木葉(このは)に交(まじわ)り日傘諸共(もろとも)空中に舞飛(まいと)べり...   膝のあたりまで裾吹巻られたる女の懐中よりは鼻紙片々として木葉に交り日傘諸共空中に舞飛べりの読み方
永井荷風 「江戸芸術論」

...仕方がないので片々で十分に踏みかためては一足のぼり...   仕方がないので片々で十分に踏みかためては一足のぼりの読み方
長塚節 「痍のあと」

...チラ/\と大きな雪の片々が顔や肩にふりかゝるのが彼には快かつた...   チラ/\と大きな雪の片々が顔や肩にふりかゝるのが彼には快かつたの読み方
長與善郎 「青銅の基督」

...門の折戸片々いつも内より開かれて...   門の折戸片々いつも内より開かれての読み方
長谷川時雨 「うづみ火」

...馬頭観音の祠の傍らで斯んな靴を拾つたと云つて彼女の銀色の片々の舞踏靴を渡すのです...   馬頭観音の祠の傍らで斯んな靴を拾つたと云つて彼女の銀色の片々の舞踏靴を渡すのですの読み方
牧野信一 「女優」

...いつかの失敗を回想しながら片々の掌でそつと自分の後頭部を撫で降してゐた...   いつかの失敗を回想しながら片々の掌でそつと自分の後頭部を撫で降してゐたの読み方
牧野信一 「心象風景(続篇)」

...吾々のとは大分趣きが違ふといふ奴さ……」片々(きれ/″\)だから解りもしないが...   吾々のとは大分趣きが違ふといふ奴さ……」片々だから解りもしないがの読み方
牧野信一 「山彦の街」

...どこでも片々となりやすいのです...   どこでも片々となりやすいのですの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...片々の目を瞑(ねむ)って...   片々の目を瞑っての読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」

...片々一地方ノ一城ニ過ザル当城ニ於テ...   片々一地方ノ一城ニ過ザル当城ニ於テの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...現実の夢はみな枯葉片々(こようへんぺん)たる紙クズになって飛んでゆく...   現実の夢はみな枯葉片々たる紙クズになって飛んでゆくの読み方
吉川英治 「随筆 新平家」

...片々(へんぺん)の影を描いては消え去る落葉の紛々(ふんぷん)と...   片々の影を描いては消え去る落葉の紛々との読み方
吉川英治 「平の将門」

「片々」の読みかた

「片々」の書き方・書き順

いろんなフォントで「片々」


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すり生姜   威嚇的     

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