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武田祐吉 「古事記」
...孫は既に病牀を離れたが...
田中貢太郎 「阿宝」
...紫色の血が溢れ出て榻の上も牀もよごしてしまった...
田中貢太郎 「嬌娜」
...牀榻(ねだい)と褥(ふとん)の用意をしてあった...
田中貢太郎 「黄英」
...公主は牀(とこ)につッぷしたなりに啼(な)き悲しんでよさなかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...乱帙残香独客ノ牀...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...牀上(しょうじょう)に横になったときでも...
中島敦 「李陵」
...やがて一籠(ひとかご)のいちごは余の病牀に置かれるのであった...
正岡子規 「くだもの」
...去年の夏も過ぎて秋も半を越した頃であったが或日非常な心細い感じがして何だか呼吸がせまるようで病牀で独り煩悶していた...
正岡子規 「死後」
...朝々(あさあさ)病の牀にありて新聞紙を披(ひら)きし時我書ける小文章に対して聊(いささ)か自ら慰むのみ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...あれよ! あすこよ!」姫の指は牀(ゆか)をさしてゐました...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
...「明日迄御病牀之儘に仕置...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...とかく勝れず牀に臥しがちである...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...牀下の有様を思ふと...
吉江喬松 「五月雨」
...牀の下へ近づきかけた...
吉川英治 「三国志」
...「ああ」彼は、独り呻(うめ)きながら、また、牀へ横たわった...
吉川英治 「三国志」
...牀(しょう)に起き直ろうとしたが...
吉川英治 「三国志」
...そして一亭の牀(しょう)に席を与えて質問した...
吉川英治 「三国志」
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