...紫色の血が溢れ出て榻の上も牀もよごしてしまった...
田中貢太郎 「嬌娜」
...牀榻(ねだい)と褥(ふとん)の用意をしてあった...
田中貢太郎 「黄英」
...あなたは牀の上にいて...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...病牀(びょうしょう)にありながら...
夏目漱石 「思い出す事など」
...妻は病牀に臥(ふ)し児は飢(うえ)に号(な)くと詠(うた)った梅田雲浜(うめだうんぴん)の貧乏は一通りのものではなかった...
服部之総 「志士と経済」
...マリイ・テレーズを木牀の傍へ立たせてチラと一瞥させただけですぐ連れ戻してしまった...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...面白かった」とドスンと船牀(バアス)に腰をおろした...
久生十蘭 「ノア」
...ただ病牀で食うて見たくだものの味のよしあしをいうのである...
正岡子規 「くだもの」
...日頃書などすさめぬ人も長き病の牀には好みて小説伝記を読み...
正岡子規 「病牀瑣事」
...「病牀六尺」第二十五に猿雖(えんすい)の句として挙げたのは記憶の誤りであつて...
正岡子規 「病牀六尺」
...朝々(あさあさ)病の牀にありて新聞紙を披(ひら)きし時我書ける小文章に対して聊(いささ)か自ら慰むのみ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...朝六時半病牀(びょうしょう)眠起...
正岡子規 「墨汁一滴」
......
正岡子規 「墨汁一滴」
...後梁の法聡は坐するところの縄牀(じょうしょう)の両各々一虎あり...
南方熊楠 「十二支考」
...一人も残らず、寝牀から起きい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...私は暫く牀にそれを置いて...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...門の下から牀(ゆか)下まで一つらに流れとなつて...
吉江喬松 「五月雨」
...すると牀(ゆか)をける足音と...
吉行エイスケ 「女百貨店」
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