...牀上の先生も成るべく數の少くなる方がいゝからどん/\減りますよ抔と...
長塚節 「記憶のまゝ」
...その事を直きに「病牀六尺」だかに書かれたことがありました...
長塚節 「知己の第一人」
...三人が下段の船牀(バアス)で煙草を喫っていたが...
久生十蘭 「ノア」
...正面に小さい牀(とこ)が作ってあり...
火野葦平 「花と龍」
...ただ病牀で食うて見たくだものの味のよしあしをいうのである...
正岡子規 「くだもの」
...余は病牀にあって病気と暑さとの夾(はさ)み撃ちに遇うてただ煩悶を極めて居る時であったが...
正岡子規 「徒歩旅行を読む」
...その後は特に俳句のために気焔(きえん)を吐いて病牀でしばしばその俳句を評論する機会も多くなったが...
正岡子規 「病牀苦語」
...(六月十四日)●正誤 「病牀六尺」第十二に文鳳の絵を論じて十六番の右は鳥居の前に手品師の手品を使つて居る処であると言つたのは間違ひだといふ説もあるから暫く取消す...
正岡子規 「病牀六尺」
...「病牀六尺」第二十五に猿雖(えんすい)の句として挙げたのは記憶の誤りであつて...
正岡子規 「病牀六尺」
...すなわち内に更に好き牀を敷き燈を燃し...
南方熊楠 「十二支考」
...王迎えて自ら抱いて金牀上に坐せしめ食を供うるを...
南方熊楠 「十二支考」
...病牀日記は十六日の記を闕いてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...だが牀にそれを置いて眺め入った時...
柳宗悦 「京都の朝市」
...また牀(ゆか)の上に畳を敷きつめることも...
柳田国男 「木綿以前の事」
...牀板の破れ目から竹の芽が三四寸伸びて出てゐた...
吉江喬松 「五月雨」
...牀(しょう)のうえにじっとしていられなくなった...
吉川英治 「三国志」
...牀(しょう)の裾へ退いた...
吉川英治 「三国志」
...寝ては牀(しょう)を同じゅうして睦み...
吉川英治 「三国志」
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