...牀の傍には銀の包を積みあげてあった...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...頭を南に足を北にして牀(とこ)を伸べた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その事を直きに「病牀六尺」だかに書かれたことがありました...
長塚節 「知己の第一人」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...面白かった」とドスンと船牀(バアス)に腰をおろした...
久生十蘭 「ノア」
...正面に小さい牀(とこ)が作ってあり...
火野葦平 「花と龍」
...もし佳肉に飽かしむべくしてかへつてこれに高粱を与へ石牀に眠らしむべくしてかへつてこれを粱稈に居らしめんか...
正岡子規 「従軍紀事」
...(六月十四日)●正誤 「病牀六尺」第十二に文鳳の絵を論じて十六番の右は鳥居の前に手品師の手品を使つて居る処であると言つたのは間違ひだといふ説もあるから暫く取消す...
正岡子規 「病牀六尺」
...はた如何(いか)にして病の牀(とこ)のつれづれを慰めてんや...
正岡子規 「墨汁一滴」
...霎時コトコトと牀の上を歩いているような物音がしていたが...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...碑表は石牀先生之墓と題す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼牀頭の小珠が北条霞亭の敬に生ませた女だらうと云ふことに想ひ到つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...飾られた8685タラモスの牀が高く据えてあって...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...久しぶりで晴ればれした顔で牀の上に起きなおって...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...私は暫く牀にそれを置いて...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...巨きな躯を牀からおろした...
吉川英治 「三国志」
...ともに牀(しょう)へ憩い...
吉川英治 「三国志」
...牀(しょう)に起き直ろうとしたが...
吉川英治 「三国志」
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