...爾余(じよ)の諸鳥(しよてう)をば大きに卑(いや)しめ...
芥川龍之介 「孔雀」
...爾余(じよ)の作家は悉(ことごとく)有れども無きが如く見えてしまふ...
芥川龍之介 「芸術その他」
...最初の構案者たる定岡の筆に成るは僅かに二篇十冊だけであって爾余(じよ)は我が小説史上余り認められない作家の続貂狗尾(ぞくちょうくび)である...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...爾余(じよ)の行動は感傷に過ぎない...
梅崎春生 「日の果て」
...家族制も爾余の制度とおなじく発展的なものであり...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...われのみ簑(みの)を着して船頭ならびに爾余(じよ)の者とは自らかたち分明の心得わすれぬ八十歳ちかき青年...
太宰治 「二十世紀旗手」
...爾余(じよ)の連中に至っては...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...爾余(じよ)の大半の詩人たちは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...爾余(じよ)の報告までも概して信を失うに至る可し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...爾余(じよ)の藩士に関係あることなし...
福沢諭吉 「旧藩情」
...村々の爾余のものと同様に...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...爾余は野遊の七律一...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...爾余(じよ)はその屍体...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...爾余(じよ)の大将を百人二百人縛(から)め捕(と)るにも勝(まさ)ります...
吉川英治 「三国志」
...諸侯のうちでも、細川、蒲生、池田などは、祝日のすぐ翌日、帰国の途についたが、爾余の諸侯は、木曾川増水のため、足どめにあい、(きょうは? 明日は?)と、霽(は)れを待って、なお無為(むい)な日を宿所に過ごしているほかなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...爾余(じよ)の諸勢力の迷い方も思いなかばに過ぎるものがあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「爾余(じよ)の者どもは一散に...
吉川英治 「新書太閤記」
...そしてそれが爾余(じよ)の人口に及ぼす影響と両者の間の就職競争とによって...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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