...そして頭髪に爽快なローションをふりかけ...
海野十三 「地球発狂事件」
...天光水色上下相映じて、曉氣いと清爽也...
大町桂月 「金華山」
...脚下山雉の渡を帆かけて行く渡舟、さながら白鴎の如く、矚目爽快を極む...
大町桂月 「金華山」
...一味爽涼(そうりょう)を覚えるのだ...
太宰治 「満願」
...爽やかな香水の匂いを立てていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...実に悲しくも滑稽(こっけい)にして颯爽(さっそう)たる風(ふうぼう)は今でも記憶に新たである...
寺田寅彦 「柿の種」
...あたかも英姿颯爽(さっそう)たる一将軍の栗毛(くりげ)の馬にまたがりつつ出(い)で来たれるが...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...遠くの畠の方から吹いて来る風はいかにも爽(さわや)かで...
永井荷風 「すみだ川」
...将来の貞潔のために少女はあなたの『容赦(みゆるし)』の爽々(すがすが)しさにむしやぶりついたのでございますが...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...其處から爽(さわ)やかな初夏の朝日が覗いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ふと爽(さわ)やかな恢復期(かいふくき)の兆(きざし)が見えたりして...
原民喜 「冬日記」
...妻の顔色も爽やかであった...
原民喜 「忘れがたみ」
...鼻眼鏡をかけた英姿颯爽の一偉丈夫がある...
二葉亭四迷 「旅日記」
...私は血液循環も爽やかに大いにがんばりのきく気になって居りますから本当によかったと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...例えばヘミングウェイは大変男らしい作家です、爽快な男です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ほこ(弓の幹)がききと爽やかにきしみ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...もしも五月の微風のように爽(さわや)かであったなら...
横光利一 「花園の思想」
...爽(さわ)やかな夕風が...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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