...爽かに流れこんできた...
池谷信三郎 「橋」
...夜に入ってはただ月白く風爽(さわや)かに...
石原純 「左千夫先生への追憶」
...なお気安く心地爽かに眠り得た...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...将軍家の御胸中はいつも初夏の青空の如く爽やかに晴れ渡り...
太宰治 「右大臣実朝」
...気爽(きさく)で酒のお酌などの巧いおとらは...
徳田秋声 「あらくれ」
...昔の支那(シナ)人の使った銀竹という言葉を爽かに思い浮かべていた...
中島敦 「環礁」
...江戸の初夏の風物は此上もなく爽(さはや)かな晝下がりです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...肉づきがいゝので遠目に爽やかに見えた...
林芙美子 「帯広まで」
...不思議な爽々しさを覚えた...
牧野信一 「女に臆病な男」
...爽(さわや)かな朝風に...
森鴎外 「雁」
...――颯爽(さっそう)たるものだな...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...あの月と霜に冴え渡った爽快な声を思い出すと...
夢野久作 「近世快人伝」
...けれど、気分は、爽快であった...
吉川英治 「大岡越前」
...颯爽(さっそう)たるものだが...
吉川英治 「三国志」
...信長はやがて爽やかに御館(みやかた)を退出した...
吉川英治 「新書太閤記」
...爽(さわ)やかな気分をおぼえた...
吉川英治 「親鸞」
...爽(さわ)やかな潔(いさぎよ)い心地にも打たれて...
吉川英治 「親鸞」
...だが、ここに葉子が、暴風雨(あらし)を伴奏にして、颯爽と、現実の舞台へ、登場しようとしている...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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