...気も爽々(さつぱり)した様(やう)で...
石川啄木 「鳥影」
...冬らしくない爽(さわ)やかな音だったが...
高見順 「如何なる星の下に」
...爽(さわ)やかな少年の声は道場の板の間を矢の如く走ると見れば憐(あわ)れむべし...
中里介山 「大菩薩峠」
...ギーゼキングの「小犬のワルツ」(コロムビアJ五六〇四)の爽快(そうかい)さ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...爽かな匂いをしていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...僕は僕のなかから突然爽やかなるものが跳ねだしさうになる...
原民喜 「鎮魂歌」
...あの爽やかさがある...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...午後になると朝の爽快さはどこへやら行つてしまつて...
北條民雄 「続重病室日誌」
...そんな花なぞを見てはいられませんから)何ともいえずに爽(さわ)やかで幸福です...
堀辰雄 「美しい村」
...彼はこんなに爽やかな氣分の中でなら...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...爽やかな友達のゐる東京へ行かずには居られなくなつたのである...
牧野信一 「好日の記」
...程なくまた彼が颯爽たる脚どりで這入つて来た...
牧野信一 「病状」
...暑いときの熱いものは極めて爽快です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...五月の爽涼(そうりょう)だ...
吉川英治 「私本太平記」
...爽(さわ)やかな風が...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の颯爽たる姿に...
吉川英治 「新書太閤記」
...隊伍の間を颯爽(さっそう)と通って行った犬千代の耳にも...
吉川英治 「新書太閤記」
...庄次郎は爽快な熱さに顔を赤くしていた...
吉川英治 「松のや露八」
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