...魔に憑かれたようになって一切のいきさつを父帝に告白し...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...父帝の手にかかつて薨じたイワン皇子の冥福祈願のため...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...加茂の斎院は父帝の喪のために引退されたのであって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...初めの日は中宮の父帝の御菩提(ぼだい)のため...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父帝がどれほど御愛寵(あいちょう)なされたお后(きさき)であったかを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父帝のお顔を見上げようとした時に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おにらみになる父帝の目と視線をお合わせになったためでか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父帝のことで痛心していた源氏は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...多くの皇子たちの中にすぐれてお愛しになった父帝が人臣の列に自分をお置きになった御精神を思うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父帝が溺愛(できあい)しておいでになることなどを始終聞かされていたのがこの恋の萌芽(きざし)になったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父帝もこんなふうに自分の犯した罪を知っておいでになって知らず顔をお作りになったのではなかろうか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女御(にょご)の宮方は皆父帝のほうによく似ておいでになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父帝玄徳のような大才はなかったし...
吉川英治 「三国志」
...現帝劉禅(りゅうぜん)の質が父帝に似たることの少ない点も...
吉川英治 「三国志」
...父帝の後嵯峨(ごさが)は...
吉川英治 「私本太平記」
...失意久しき後深草(ごふかくさ)が父帝のなきあとはすぐその院政の座を「――いまこそ」と...
吉川英治 「私本太平記」
...きさまは父帝の遺業をわすれたか...
吉川英治 「私本太平記」
...どうしても、詩を止めんなら、今日はきさまの首を斬って、父帝の霊に詫び、三軍にも示して、たとえ骨肉たりと、戦を厭(いと)う者はこうだぞという実証とするつもりだ...
吉川英治 「私本太平記」
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