...「父帝(ちちみかど)(後白河法皇)へお願いしてみよう」といい...
久生十蘭 「無月物語」
...初めの日は中宮の父帝の御菩提(ぼだい)のため...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父帝がどれほど御愛寵(あいちょう)なされたお后(きさき)であったかを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また院の御代(みよ)の最後の桜花の宴の日の父帝...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父帝のお顔を見上げようとした時に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...長い間夢の中で見ることもできなかった恋しい父帝をしばらくだけではあったが明瞭(めいりょう)に見ることのできた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夢の中でも父帝は住吉(すみよし)の神のことを仰せられたのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おにらみになる父帝の目と視線をお合わせになったためでか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...多くの皇子たちの中にすぐれてお愛しになった父帝が人臣の列に自分をお置きになった御精神を思うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この楽器によって御父帝の御時のこと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父帝が溺愛(できあい)しておいでになることなどを始終聞かされていたのがこの恋の萌芽(きざし)になったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父帝もこんなふうに自分の犯した罪を知っておいでになって知らず顔をお作りになったのではなかろうか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父帝玄徳のような大才はなかったし...
吉川英治 「三国志」
...現帝劉禅(りゅうぜん)の質が父帝に似たることの少ない点も...
吉川英治 「三国志」
...それはすでに亡き父帝後嵯峨の偏愛の異常さであろう...
吉川英治 「私本太平記」
...父帝後嵯峨(ごさが)の未亡人――皇太后の子(よしこ)――の妹であったから...
吉川英治 「私本太平記」
...もし父帝がおきき入れなくば...
吉川英治 「私本太平記」
...きさまは父帝の遺業をわすれたか...
吉川英治 「私本太平記」
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