...部屋に入ってきた時に、爪音を立てて歩く趣味がある人がいる...
...猫が寝室のドアを爪音を立てて開けようとしている...
...もし玄関で異常な爪音が聞こえたら、誰かが侵入している可能性がある...
...夜中に誰かが爪音を立てて歩く音が聞こえると怖くて寝られない...
...爪切りを使わずに猫の爪を削ると、爪音が小さくなるかもしれない...
...室(しつ)を隔(へだ)てゝ掻(か)きならす爪音(つまおと)...
饗庭篁村 「隅田の春」
...時には爪音を低くして登子と二人で箏の琴を彈いたりなどした...
田山花袋 「道綱の母」
...思いがけなき爪音(つまおと)聞こゆ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...爪音(つまおと)をとめて...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...爪音(つまおと)が出ない...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...非力(ひりき)なわたくしの爪音(つまおと)が...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...この時分の彼女の爪音(つまおと)には...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...どこかの障子(しょうじ)を破っている猫の爪音が煩(うる)さく耳についた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...何處かの障子を破つてゐる猫の爪音が煩(うるさ)く耳に付いた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...女王はほのかな爪音(つまおと)を立てて行った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いつの日に自分は娘のために打ち解けて弾いてくれる父親の爪音にあうことができるのであろうと玉鬘はみずからをあわれんだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なつかしいふうに弾いた玉鬘の爪音(つまおと)がまた思い出されてならなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...右衛門督の爪音(つまおと)はよく響いた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...愛嬌(あいきょう)のある爪音(つまおと)で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女御の爪音(つまおと)はその中にもきわめて美しく艶(えん)に聞こえた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夫人の掻き合わせの爪音(つまおと)が美しい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その爪音(つまおと)の面白さ,自分は無論よくは分らなかッたが...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...脱皮を掻きむしるナポレオンの爪音だけが呟くようにぼりぼりと聞えていた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
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