...果(はた)してそこには一体(たい)の白竜(はくりゅう)……爛々(らんらん)と輝(かがや)く両眼(りょうがん)...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...其方(そなた)を見向ける頭巾(ずきん)の裡(うち)に一双の眼(まなこ)爛々(らんらん)たりき...
泉鏡花 「海城発電」
...爛々(らんらん)と輝いていた事を青年は不図思い浮べた...
海野十三 「白蛇の死」
...爛々たる氷の刃に水も滴(したゝ)らんず無反(むそり)の切先(きつさき)...
高山樗牛 「瀧口入道」
...もう誰(た)れもあの爛々(ぎら/\)した太陽(たいやう)を拜(をが)まぬやうにもなるであらう...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...自らは其爛々の二つの眼...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...大きくはないが爛々(らんらん)と光る眼に物珍らしい色を湛(たた)えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...爛々(らんらん)と光っております」「そうか――」「滅多に口は利(き)きませんが――急所急所で...
中里介山 「大菩薩峠」
...「あれが伊勢の国……違えねえな」米友の円い眼が爛々(らんらん)と光り出します...
中里介山 「大菩薩峠」
...主膳のパックリとあいた額の真中の眼が爛々(らんらん)と輝きはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...上の方から三つの眼で爛々(らんらん)と見つめるところの肥った首筋に...
中里介山 「大菩薩峠」
...眼だけは爛々(らんらん)として輝くものがあるのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...相変らず天空の爛々(らんらん)たる星を仰いで...
中里介山 「大菩薩峠」
...爛々(らんらん)たる騎士の眼と...
夏目漱石 「薤露行」
...爛々たる片眼(かため)を光らせて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...金紙の眼玉が爛々と陽に輝き...
牧野信一 「山峡の凧」
...爛々(らんらん)と白い眼がそこに光る...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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