...蝋燭(らふそく)はすでに三度も取りかへられ...
石川啄木 「詩」
...越後獅子(えちごじし)の蝋燭(ろうそく)の火を中心にして集まり...
太宰治 「十五年間」
...提灯へ入れて持って来た蝋燭を裸にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...三四郎は左右の蝋燭立のまん中に自分の顔を写して見て...
夏目漱石 「三四郎」
...行燈と手燭と有りつたけの灯を持つて來ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...とうとう手燭(てしょく)と提灯を点けさせて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蝋燭(らふそく)を禁じたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...百目蝋燭(らふそく)を惜し氣もなく點けてゐる上に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎が差出す佛前の蝋燭(らふそく)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一つの蝋燭は消えかけてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「このラムプは九万燭光ですが...
牧野信一 「或るハイカーの記」
...今にも蝋燭のやうに消え入つてでもしまひさうにつまらなかつた...
牧野信一 「風流旅行」
...何百燭光かと思つた煌々たる照明の襞が...
牧野信一 「冬物語」
...私は町へ出て三宝や器物や花筒や燭台を購って来た...
室生犀星 「幼年時代」
...ゆっくり燭台に結びつけた...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...小さい紙燭の灯を片手に...
吉川英治 「私本太平記」
...無心な燭(しょく)すら...
吉川英治 「私本太平記」
...こよい大賓の盛燭(せいしょく)に照らさるべく...
吉川英治 「新書太閤記」
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