...火燧石(ひうちいし)を尖らせたり割つたりして...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...燧玉悔(くい)といふ燧玉(ひとるたま)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...濱邊一帶を白く見せてゐる燧石をも手に取つて御覽なさい...
江南文三 「佐渡が島から」
...大抵の燧石には穴があいてゐましてその穴の中には無數の水晶か動物の齒のやうに上下左右から出てゐます...
江南文三 「佐渡が島から」
......
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...天皇と云い、地皇と云い、人皇と云い、有巣と云い、燧人と云う、庖犠と云う、皆然らざるなし...
高木敏雄 「比較神話学」
...志村氏と燧岳に登って平ヶ岳の雄大なるに見惚(みほ)れた...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...其上に燧石抔(ひうちいしなぞ)の尖りたる角にて切り目を付けしものならん●錘り石圖中精製石棒(せい/\いしばう)中央の下に畫(ゑが)きたるは自然(しぜん)の扁平石にして...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
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ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...土間に立っている山内が、睨みつけているのを、平然と、横にして、狭い表の間――駄菓子だの、果物だの、草鞋、付木、燧石、そんなものを、埃と一緒に積み上げてあるところへ来て、立ったまま「貴島、斎木」と、呼んだ...
直木三十五 「南国太平記」
...一人が燧石を打った...
直木三十五 「南国太平記」
...燧岳の紅葉は匍松(はいまつ)地帯より始まり...
平野長蔵 「尾瀬沼の四季」
...東の稜(かど)ばつた燧石(ひうちいし)の山を越えて...
宮沢賢治 「狼森と笊森、盗森」
...それで燧袋(ひうちぶくろ)のような烟草入から雲井を撮(つま)み出して呑んでいる...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...熊野から拾って来た時は燧袋の中で...
柳田國男 「日本の伝説」
...燧袋(ひうちぶくろ)に入れてどこへでも持ってあるくには...
柳田国男 「木綿以前の事」
...たとえ燧箱みた様な家でも二人の為に家を一軒建ててやるって...
山中貞雄 「森の石松」
...と燧鎌(ひがま)を磨(す)って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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