...燦然として光るなるべし...
大町桂月 「中野あるき」
...燦然として光彩眼を奪う...
高木敏雄 「比較神話学」
...其有樣は恰も彗星が燦然として天體に現はれて來たやうなもので...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...燦然として錦を張ったようになっていた...
田中貢太郎 「蓮香」
...燦然として光る瓶...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...まして窓一面に夕陽が燦然と照り映えているではないか...
外村繁 「落日の光景」
...燦然と黄金色に輝く夕陽が宙にかかっていた...
豊島与志雄 「幻覚記」
...それは太陽の燦然と輝く冷たい秋の朝で...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...にぶいながら燦然とした光輝をはなっているところが...
中谷宇吉郎 「千年の時差」
...燦然と晝近い陽に輝くのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金色燦然としたものが躯からエーテルのやうににじみ出てゐる...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...燦然と輝いている...
久生十蘭 「泡沫の記」
...美女のやうな流れが白銀(しろがね)の胸廓を燦然と露はして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...真鍮の金具が燦然と輝いている...
松本泰 「日蔭の街」
...燦然ときらめく花冠を光のうちに解放しているだけで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これなる大扉は燦然として金色に輝けり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ふと見ると筵(むしろ)の上にこの大捏鉢が燦然と輝いているではないか...
柳宗悦 「京都の朝市」
...朝、太陽が上ってくると、東の入口からこの金壁の上へ真直に光線が当って、燦然と輝き、殿堂内を幽玄な光で充たすことになる...
和辻哲郎 「鎖国」
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