...ほんのり燦(きら)めいて居りました...
芥川龍之介 「邪宗門」
...星の燦いてゐる八月の夜空を見上げながら...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...忽(たちま)ち暗雲風に開けて雲間に星辰(せいしん)の燦(きらめ)くを見て...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...光輝燦爛と活躍した槍仕合いを――むとんじゃくそうに...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...その樹陰を透かして広やかな泉水の彼方には高塔高く雲を突いた五階建ての燦然(さんぜん)たる白大理石の宮殿が糸杉の並木に囲まれて聳(そび)え立っていた...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...燦爛の綱その手より緩めてはづすネストール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...武男が贈りしダイヤモンド入りの指環(ゆびわ)燦然(さんぜん)として輝けり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...多くの燦爛(さんらん)たる宝石の間に交じって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...燦然(さんぜん)として人の心を奪った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは太陽の燦然と輝く冷たい秋の朝で...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...晩照燦爛たり...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...かの燦爛たる燈火の光明世界を見ざる時は寂寥(せきれう)に堪へず...
永井荷風 「夜あるき」
...燦然光明一時して如來の尊像半ば近く表はる...
長塚節 「草津行」
...燦(さん)として灯の下に光ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...燦(きらめ)くような陽の色...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...全體が燦爛たる一つの光體となる...
吉江喬松 「山岳美觀」
...燦(さん)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...燦々(さんさん)と国境の彼方(かなた)へさして流れてゆくのを見た甲府の人々の眼には...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??