...頭上の金光を嵐の中に一きは燦然ときらめかいながら...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...燦爛たる火光(あかり)...
石川啄木 「天鵞絨」
...燦(ぱっ)と光が増したのである...
泉鏡花 「怨霊借用」
...火の甲冑(かっちゅう)をまとって燦然(さんぜん)たる姿で現われた...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...窓から見上げる真っ暗な大空には無数の星が燦々(きらきら)と輝いていた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...女の背(せなか)は燦爛とした...
谷崎潤一郎 「刺青」
...空には星が燦爛として輝いた...
田山録弥 「時子」
... 75盾と二條の大槍と燦爛光る銅甲と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...柄にはあまたの黄金の鋲燦爛と光る劔...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...燦爛(さんらん)として目を眩(くら)ますばかりなる金銀の光...
中里介山 「大菩薩峠」
...行灯の灯に燦爛(さんらん)と光るのですから...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...燦然(さんぜん)としてガラッ八の掌(てのひら)に光ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...灰の中にあつて、燦然と輝く、生命のまなざしであつた...
原民喜 「かげろふ断章」
...白い清らかな故人の柩のまわりに燦めきながら灯っているたくさんの蝋燭の綺麗な焔を見守って...
「おもかげ」
...各国へこの燦然たる文化の象徴物を紹介しないというのは...
横光利一 「旅愁」
...さうした數々な武士の奧ふかい心美の燦きを私は十郎左のすがたに觀る...
吉川英治 「折々の記」
...一歩一歩燦爛(さんらん)と光を放つ珠履(しゅり)をはいていた...
吉川英治 「三国志」
...トマスよりも更に高く第七天に於て燦然たる光となって輝いているに対し...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索