...あの霜燒(しもや)けの手(て)をつとのばして...
芥川龍之介 「蜜柑」
...燒き棄てたりして...
岩野泡鳴 「日高十勝の記憶」
...附燒刃(つけやきば)でなく...
宇野浩二 「「鱧の皮 他五篇」解説」
...日本人の感情を害する如き擧動を極力愼むべし――云々」「燒酎の味仕候」火酒を飮み...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...あの娘(こ)が世話を燒いてくれるんですよ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...錢謙益の絳雲樓は一度火に遭つて本を燒いたが...
内藤湖南 「支那目録學」
...ところどころ小屋掛をしたおでん屋汁粉屋燒鳥屋などが出てゐて...
永井荷風 「或夜」
...東隣(ひがしどなり)の主人(しゆじん)の庭(には)には此(こ)の日(ひ)も村落(むら)の者(もの)が大勢(おほぜい)集(あつ)まつて大(おほ)きな燒趾(やけあと)の始末(しまつ)に忙殺(ばうさつ)された...
長塚節 「土」
...燒酎(せうちう)臭い四疊半に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...目的の三村屋を燒いたのさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...燒餅らしい顏もしてはならないやうに馴(な)らされた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私(ひと)の物を取上げて燒くといふのは無法だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...佐野松を殺し離屋を燒いたのは誰だ」鈴川主水は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恐ろしい瞬間! 苦悶と暗と燃燒(ねんせう)にみちた瞬間! 生きとし生ける人間のうちで...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「莫迦(ばか)に眞赤(まつか)に燒(や)けすぎた...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...爲(な)す事する事が付燒刄で堪らなく「いやな奴」である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...家から一町ばかり離れた燒跡の草の中に...
三好十郎 「肌の匂い」
...今どきこんな燒跡などで誰が焚くのか...
三好十郎 「肌の匂い」
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