...今夜は燐火を灯して、夜釣りを楽しもう...
...バーベキューの際には、燐火で火をおこすのが定番だ...
...燐火が薄弱すぎると目的の場所が見つけづらい...
...ハイキング中には、燐火があると非常に役に立つ...
...燐火が散逸してしまい、後片付けが大変になった...
...時として山猫の燐火を放つ眼がきらめくのさへ見えるのである...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...メエテルリンクを訓して瞑照燐火(めいてるりんくわ)と云ひ...
芥川龍之介 「骨董羹」
...白昼(まひる)の燐火(おにび)のように見えて...
泉鏡花 「薄紅梅」
...「鮹(たこ)の燐火(ひとだま)...
泉鏡花 「海の使者」
...忽(たちま)ち一団の燐火(おにび)眼前(めのまえ)に現れて...
巌谷小波 「こがね丸」
...燐火は消えて見えずなりぬ...
巌谷小波 「こがね丸」
...ふはりと罪(つみ)の燐火(おにび)に燃えあがり...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...魚の腹のような冷い燐火が...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...墓原の草の葉末を照らす燐火のように...
寺田寅彦 「ある幻想曲の序」
...もしくは暗黒のうちにひらめく燐火(りんか)か...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
中山啓 「先駆者」
...僕は燐火(りんか)の前に坐(すわ)っているような心持がした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...怪しい燐火が燃えた...
火野葦平 「花と龍」
...1915燐火が空を飛ぶように...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...彼等の魂は、燐火のように、お互に触れ合わずに、只自分自身だけ照して行きたいのだ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...まるで燐火(おにび)のように生白く見えて来るにつれて...
夢野久作 「支那米の袋」
...燐火の海のようにギラギラと眼界に浮かみ上っては又グウウ――ンと以前(もと)の闇黒の底に消え込んで行く凄愴(せいそう)とも...
夢野久作 「戦場」
...恋燐火絵描座(えかきざ)と呼ぶのは...
吉川英治 「増長天王」
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