...七歳(ななつ)になる時に燐寸(マツチ)を弄(もてあ)そんで...
石川啄木 「足跡」
...チョと燐寸(マツチ)を擦つたが...
石川啄木 「漂泊」
...燐寸箱(マチばこ)を賣る盲人(めしひ)もあり...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...てんでに帯の間から燐寸(マッチ)を出し...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...燐寸(マッチ)の燃え屑と...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...燐寸をすって火をつけた...
海野十三 「地獄の使者」
...その燐寸の燃えかすは...
海野十三 「地獄の使者」
...あの燐寸は、燕号の食堂で出している燐寸です...
海野十三 「蠅男」
...なるほど時計印の燐寸箱が入っていた...
海野十三 「流線間諜」
...その水の中へ三本の燐寸の頭を漬けた...
海野十三 「流線間諜」
...そして自分たちも銘々燐寸(マッチ)を擦ってみて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...「こまけえ勘定(かんぢやう)にや近頃(ちかごろ)燐寸(マツチ)と極(き)めて置(お)くんだが...
長塚節 「土」
...遙(はるか)に闇(くら)い土手(どて)を透(すか)して見(み)てぶつ/\いひながら彼(かれ)は更(さら)に豚小屋(ぶたごや)に近(ちか)づいて燐寸(マツチ)をさつと擦(す)つて見(み)て「油斷(ゆだん)なんねえ」と呟(つぶや)いて又(また)戸(と)を閉(と)ぢた...
長塚節 「土」
...代助は自分の傍にあった燐寸(マッチ)を擦って遣った...
夏目漱石 「それから」
...夜中に燐寸(マッチ)を擦って烟草(たばこ)を吹かした...
夏目漱石 「それから」
...シユツシユツと燐寸をする音が...
堀辰雄 「風景」
...」「燐寸を放せ...
室生犀星 「命」
...燐寸(マッチ)一つ貰いました...
室生犀星 「蜜のあわれ」
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