...我木曾冠者義仲が其燃ゆるが如き血性と...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...かの君の燃ゆる如き目(ま)なざしに我面を見させ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...山はその麓なりに咲込んだ映山紅に且つ半ば濃い陽炎のかゝつたのも里親しき護摩の燃ゆる姿であつた...
泉鏡花 「遺稿」
...ちらちらと燃ゆる友染(ゆうぜん)の花の紅(くれない)にも...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...燃ゆるが如き緋の裳(もすそ)...
泉鏡花 「浮舟」
...燃ゆるが如き覇気(はき)と野心とが充(み)ち満ちていたように思われる...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...憎悪に燃ゆる眼を...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...燃ゆる荊のアンナの姿は全部一九〇二年に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
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波立一 「赤い腕章」
...白銀の笛の細きも燃ゆる火の焔の端も嘗むる脣対照の美である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...一人で熱海宝塚劇場へ「燃ゆる大空」二時間近く見てると眼が疲れたので出る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...草刷(くさずり)のような羽二重(はぶたえ)をまぜ張った燃ゆるようなこの詩集は彼を慰めた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...燃ゆる唇をつけてその夫の屍(しかばね)をかき抱く...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...国々こぞり立ち 国々たゝかふよべの夜雲(よぐも)と 消ゆあり暁(あけ)の出づ日と 燃ゆあり神代を今と...
吉川英治 「上杉謙信」
...趙雲は義憤に燃ゆる眦(まなじり)をあげて...
吉川英治 「三国志」
...燃ゆるが如き顔を並べて...
吉川英治 「三国志」
...万山みな燃ゆるといったようなその赤と朱とを主体とした天地間の七彩(なないろ)のかたまりは...
吉川英治 「随筆 新平家」
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