...薪火(たきぎ)を燃すやうにしつらへ...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...石炭を燃す装置が出来ている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ラヴォアジエはまた、炭を燃すと、炭酸ガスの生ずるのを実験で示し、従って炭酸ガスは炭素と酸素との化合物であることを確かにしました...
石原純 「ラヴォアジエ」
...かまだきを燃す音や味噌する音が始まった...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...私は自分で燃す火力を充分に猛烈にする為めに蓄え得らるゝ限りの燃料を蓄へなければならない...
伊藤野枝 「人間と云ふ意識」
...火を燃すにも薪の立て挂けやうから...
高濱虚子 「續俳諧師」
...少数の十分教育を受けた連中のあいだにまで昔話が新しく再燃するだけのことである...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...それに竈(へっつい)も風呂も藁屑をぼう/\燃すのだからたまらぬ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「酒を飲んで心の中の火を燃すんだと云っていた...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...ものを燃すことをやめるわけにはいかないからである...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...この問題も来年度にはきっと再燃するだろう...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...何分にも胸に燃す修羅苦羅(しゅらくら)の火の手が盛(さかん)なので...
二葉亭四迷 「浮雲」
...沢で燃す目あての煙はもくもくと立ちあがった...
本庄陸男 「石狩川」
...「あら! 兄さん! ……爪を燃すと狂ひになつてよ...
牧野信一 「爪」
...今村鞆君の『朝鮮風俗集』に、正月の一番初めの子の日、農民争うて田野に出で、野原を燃す...
南方熊楠 「十二支考」
...家を建てるにも竈(かまど)の火を燃すにも...
柳田国男 「海上の道」
...燃すとぱちぱちとはねる木でがす...
柳田国男 「雪国の春」
...舟で燃す火がぼっと霞(かす)んで...
山本周五郎 「寒橋」
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