...愈熾(さかん)になりぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...この慾望の最も熾(さか)んな者はすなわち天才である...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...転(うた)た感謝の念を熾(さかん)にせざるを得ないのであります...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...光線の熾烈(しれつ)な熱帯地方の焦土と緑野を恋い慕ったり...
谷崎潤一郎 「秘密」
...獅噛(しかみ)のついた大火鉢の火が熾(おこ)っているし...
中里介山 「大菩薩峠」
...脳中の活力は人一倍熾(さかん)に燃えている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...向上の念の熾(さかん)な髯を蓄(たくわ)えるにある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...私は火鉢のかっかっと熾(おこ)った火に灰をかぶせて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...火のしの火が熾(おこ)りましたぞえ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...熾(さか)んに燃しつづけた...
本庄陸男 「石狩川」
...陣々相比(な)らび簇々相薄まりその熾(さか)んなること洵(まこと)に空前の盛観であってよくもかく殖えたもの哉(かな)と目を瞠らしめた...
牧野富太郎 「植物記」
...フツ/\音を立てなが石炭が熾(さかん)に燃えてゐる...
三島霜川 「解剖室」
...仏経には竜は瞋恚(しんい)熾盛(しじょう)の者といえるごとくいずれの国でも竜猛烈にして常に同士討ちまた他の剛勢なものと闘うとしたので...
南方熊楠 「十二支考」
...矢背(やせ)まで出掛ける熱心熾(さか)んなれど写した所が病猪と気付かず...
南方熊楠 「十二支考」
...炭に火種を添えて火を熾(さか)んにすることは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...三ヵ所から熾(さか)んな火が立ちはじめている...
吉川英治 「新書太閤記」
...熾(さか)んに火の手をあげて...
吉川英治 「新書太閤記」
...まだ熾(さか)んに輝いている火をかきおこして...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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