...自分はきれいにあきらめながらどこまでも君を芸術の捧誓者(ほうせいしゃ)たらしめたいと熱望する...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...そういう時代の招来されることを熱望するのであり...
石原莞爾 「最終戦争論」
...われらの心から熱望するところであるが(六二頁)...
石原莞爾 「最終戦争論」
...希望と忠言とを寄せられることは吾人の熱望するところである...
岩波茂雄 「読書子に寄す」
...神の義の完全なる顕照(けんしょう)を熱望する時...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...その人達の熱望するところをつかまえに来るのだ...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...フィリップ王はいよいよフランスとの和平を熱望するようになった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...芸術的制作は作者の熱望するものを表現するだけでなく...
寺田寅彦 「柿の種」
...主観のかくも熱望する夢の中に...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...この少年は通り過ぎた跡をひどい荒廃の中に残すことを熱望するものなのである...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...歴史家という肩書を熱望するものの常として...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...当時一般の熱望するところであったが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...この人生に明らかな知性と豊かで健全な人間的情熱の発動を熱望する一人の作家が...
宮本百合子 「意味深き今日の日本文学の相貌を」
...それによって山の鳥に音楽の何であるかを知らせてやっていただきたい」こう熱望するので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私が特に農村の副業としてかかる品の発展を熱望する所以(ゆえん)は...
柳宗悦 「蓑のこと」
...かくまでに熱望するものを他人に命ぜられては...
吉川英治 「三国志」
...どんなに熱望することであろうと思いやられる...
吉川英治 「新書太閤記」
...明の側の熱望する海賊船禁圧令を発布したのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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