...しかし細君の熱心な介抱により段々と良くなり...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...陸軍大学幹事坂部少将から熱心な印刷の要望があったが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...」熱心な聴衆を二千あまりも収容するこの立派な会場を持つてゐることは...
薄田泣菫 「茶話」
...今度のアイルランド総督以上に熱心な総督はけっして選びえなかったろうということである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...浜田氏から熱心な依頼を受け...
谷崎潤一郎 「細雪」
...又そうでなくても之を自分のものから峻別しようとするに熱心な...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...政友会が機関説撲滅に不熱心な政府に対して...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...私の崇拝者らのうちでもっとも熱心なのは……(多数のうちの一人としてあげるのですが)……あのレヴィー・クールです...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ワルソーのドブロウォルスキー博士のきわめて熱心な協力があったからである...
中谷宇吉郎 「国際雪氷委員会のことなど」
...三四郎はもっとも熱心なる喝采者の一人であった...
夏目漱石 「三四郎」
...金銭の利殖に熱心な人を指している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...しかし決して熱心な警察官とはいい難く...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...私は隅の芝生に腰を降して熱心な眼を視張つた...
牧野信一 「或る日の運動」
...凝ツと身動ぎもせずに熱心な眼を書物に落してゐた山崎の細君が...
牧野信一 「素書」
...いかに不熱心な母の弟子であつたか...
牧野信一 「余話(秘められた箱)」
...けれ共中には熱心な者も有って...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...熱心な御注意が絶えない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...高山右近の熱心な勧誘であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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