...×僕は話に熱中する度に左の眉(まゆ)だけ挙げる人と話した...
芥川龍之介 「耳目記」
...戦争その物に熱中する態度も...
石川啄木 「性急な思想」
...打ち込んで熱中する気になれない性分があるようです...
上村松園 「無題抄」
...また昔から「椿の木と後生願いに真直(まっすぐ)はない」と言うて宗教に熱中する人に模範的人格を備えたものはかえって少ない...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...仕事ばかりに熱中するは結構なれども...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それによつてなほ熱中するといふあの癖とによつて...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...口を開けば常に解脱と犠牲とを説く君のイエスに私は熱中することができない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...世の中の人は今日でも政治に熱中するのでありまして...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...然し実験室で可なり熱中する人々から最も専念する人々を身近に眺める時に...
中原中也 「西部通信」
...つまるところは間接に独仙が殺したようなものさ」「むやみに熱中するのも善(よ)し悪(あ)ししだね」と主人はちょっと気味のわるいという顔付をする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...私達が押川春浪の小説に熱中する時...
南部修太郎 「猫又先生」
...それは彼が一つの仕事のみに熱中する質から見れば当然のことなのである...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...人間の奴隷よりも働く蟻に熱中するのか...
松永延造 「職工と微笑」
...あらゆる事柄に對して保證されることを欲する人間――ひとは戰爭に對してさへ保險會社を設立する――も、賭に熱中する...
三木清 「人生論ノート」
...美しさに人間らしく熱中する男であったのだと思う...
宮本百合子 「あられ笹」
...すべてを包容しすべてに関係しすべての物事に熱中するところの・すべての機会に自分から身を挺してそれに当ろうとするところの・あの活動的なはりきった霊魂にくらべて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)自説を固執しこれに熱中するのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...諸君はその神々を祭るために眠りをも忘れて熱中する...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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