...ホーマーはエジプトの医師を当代の最も熟達したものとして賞讃している...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...熟達した巧妙の辯を以つて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...之れはよく統制された組織と熟達した技術とを持って居り...
竹内勝太郎 「人形芝居に関するノオト」
...三種類の外国語に熟達したが...
太宰治 「新ハムレット」
...「映像の言葉」の駆使に熟達した映画監督の資格を同時に具えていなければならない...
寺田寅彦 「教育映画について」
...自分の知るところでは一九一〇年ごろのカイゼル・ウィルヘルム第二世は事あるごとに各方面の専門学術に熟達したいわゆるゲハイムラート・プロフェッソルを呼びつけて...
寺田寅彦 「自由画稿」
...従ってそれに熟達した人がたいそうえらいものに見え...
寺田寅彦 「数学と語学」
...そのうちで日本人の訳者五名の名前を見るといずれも英語にはすこぶる熟達した人らしく思われるが...
寺田寅彦 「俳諧瑣談」
...自分の熟達した仕事を追究して行くなら別に悪い事はあるまい」と答えた...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...他の詩に熟達した人から見れば...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...走舸術を研究して熟達した話がある...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...通訳者は非常に熟達したもので...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...『平家』を語ることを稽古してその技に熟達した...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...こういうことに熟達した専門家に任せるほうがいいというキャラコさんの意見だった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...熟達したみごとな腕前である...
火野葦平 「花と龍」
...すでに見本を意識せずして作り得るまでに熟達したとする...
柳宗悦 「工藝の道」
...幸福と歓喜との源(みなもと)である家政を好く按排(あんばい)する等の為に熟達した機敏を有(も)つて居る事も...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...熟達した登山家でなければ全山域を踏破することはできないだろうという考察...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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