...干し柿を作るときに、熟柿を使用すると味が濃くなります...
...冬は熟柿を食べると体が温まりますね...
...熟柿を食べ過ぎるとお腹を壊すことがあるので注意が必要です...
...熟柿にはビタミンCやカリウムが豊富に含まれています...
...熟柿を使ったスイーツは美味しいので、ぜひ試してみてください...
...電灯の灯(ひ)の下に熟柿(じゅくし)のように赤くなってこっちを向いて威丈高(いたけだか)になっていた...
有島武郎 「或る女」
...……・柿落葉そのままそれでよい日向・米をとぐ手のひえ/″\と秋・熟柿もぐとて空のふかさよ・病めるからだをよこたへて風を聴くなり・秋もをはりの日だまりのてふてふとわたくし十月廿一日晴れて明るく...
種田山頭火 「其中日記」
...明けるより小鳥の挨拶でよいお天気で・残された二つ三つが熟柿となる雲のゆきき・時計を米にかへもう冬めくみちすぢ―(こんな句もある)―ま夜中ふと覚めてかきをきかきなほす十一月十七日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...……(九日)・うれしいことでもありさうな朝日がこゝまで・はたしてうれしいことがあつたよこうろぎよ・飛行機はるかに通りすぎるこほろぎ・つめたくあはただしくてふてふ・ひつそりとおだやかな味噌汁煮える・百舌鳥もこほろぎも今日の幸福・水をわたる誰にともなくさようなら・月の澄みやうは熟柿落ちようとして・酔ひざめの風のかなしく吹きぬける(改作)十月十日晴――曇...
種田山頭火 「其中日記」
...食べる物がない! 今日の食卓には貰つたほうれん草と盗んだ熟柿とあるだけだつた...
種田山頭火 「其中日記」
...熟柿がうまい、山の鴉もやつてきて食べる...
種田山頭火 「其中日記」
...何もありませんが熟柿でももいで食べて下さい!草雲雀がいよ/\ます/\さびしくかなしく鳴いて...
種田山頭火 「其中日記」
...子規が熟柿を写生した絵を虚子(きょし)が見て「馬の肛門かと思った」と云った...
寺田寅彦 「明治三十二年頃」
...垣の向うから熟柿が覗けばこちらから烏瓜(からすうり)が笑う...
寺田寅彦 「森の絵」
...熟柿がどんな臭いか私は知らないけれど...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...赤い熟柿を小鳥がつっついてるのを眺めている時...
豊島与志雄 「幻の園」
...熟柿(じゆくし)臭い顏を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ふうと熟柿(じゅくし)くさい息が吹きかかり...
火野葦平 「糞尿譚」
...鼻持のならぬ程の熟柿(じゅくし)臭い香(におい)をさせながら...
二葉亭四迷 「浮雲」
...熱い湯に酔ふて熟柿(じゅくし)のやうになつて...
正岡子規 「墨汁一滴」
...トンコ熟柿は多くの土地ではジュクシまたはズクシといっているが...
柳田國男 「食料名彙」
...越後の三面(みおもて)村ではこの熟柿をトンコと呼んでいる...
柳田國男 「食料名彙」
...熟柿のような顔の眼は...
吉川英治 「平の将門」
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