...江戸時代には、熊野詣では富士山登山や中山道、日光東照宮、京都の東山を含めた「奥之興行」と並ぶ人気の行楽地でした...
...建保六年に二度目の熊野詣をなさつてそのついでに京都にもお立寄りになり...
太宰治 「右大臣実朝」
...庄司は熊野詣(くまのもうで)に年々来る鞍馬寺(くらまじ)の法師に頼んで怪しい物を捉(とら)えてもらうことにした...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...熊野詣りの亡者あるいは逆立ち後ろ向き...
南方熊楠 「十二支考」
...昔熊野詣りの比丘尼(びくに)一人ここへ来て宿る...
南方熊楠 「十二支考」
...古帝皇将相が熊野詣りごとに歎賞され...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...清和帝熊野詣りの御旧蹟にて...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...熊野詣りの道を、泉州堺を起点として九十九王子にわけて祀っているが、その何番目かに藤代がある...
柳田国男 「故郷七十年」
...熊野詣りのいなか山伏と身を化(け)して...
吉川英治 「私本太平記」
...ちはや振る香椎の宮の杉の葉をふたたびかざす我が君ぞ 君熊野詣(くまのもう)でには...
吉川英治 「私本太平記」
...御自身も東国侍の何げない熊野詣(くまのもうで)と装われて...
吉川英治 「新書太閤記」
...熊野詣(もう)でを仰せ出(いだ)されて...
吉川英治 「親鸞」
...熊野詣(もう)では...
吉川英治 「随筆 新平家」
...息子がぼくらと同行すると聞き「熊野詣りに...
吉川英治 「随筆 新平家」
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