...煽てる内心には、兵をひどい目に合わせて嘲笑してやるつもりである...
徳永直 「あまり者」
...煽てるわけじゃありませんが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...西貝は煽てるような口調で...
久生十蘭 「金狼」
...煽てるわけぢやないが...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...煽てるやうなことまで云ふのよ...
牧野信一 「お蝶の訪れ」
...息子に対して冷淡だ! などと彼を煽てるやうに云つたり...
牧野信一 「鏡地獄」
...割合にそれに就いては潔癖らしい道徳的な反抗を煽てる為に...
牧野信一 「鏡地獄」
...「それは何処で作つたんだい?」「…………」「斯う云ふと変に君を煽てるやうだが...
牧野信一 「スプリングコート」
...煽てる為に「此奴は却々(なか/\)強いぞ...
牧野信一 「眠い一日」
...何事も自分でしないで人を煽てるのだ...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...少し煽てると兄がいろいろ話すので...
柳田国男 「故郷七十年」
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