...春日(しゆんじつ)煦々(くく)たる山口の街頭...
芥川龍之介 「骨董羹」
...陽光煦々(くく)として明るく戯れているのであったが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...陽光は煦々(くく)として建物を蒼穹(あおぞら)の中に浮き立たせ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...天地万物寂(せき)としてしかも陽だけが煦々(くく)として...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...煦々(くく)たる春日(しゅんじつ)に背中(せなか)をあぶって...
夏目漱石 「草枕」
...和煦(わく)の作用ではない粛殺(しゅくさつ)の運行である...
夏目漱石 「野分」
...玻璃(ガラス)張りの天蓋(まるてんじょう)を透して降りそそぐ煦々(くく)たる二月の春光を浴びながら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...煦々(くく)たる法文に拘泥して国家の重きを忘るるは学究の迂論(うろん)なり...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「――春日煦々(くく)の船出じゃからのう」家族を落ち着かせた家中のものは邦夷の周りに集っていた...
本庄陸男 「石狩川」
...「壬午元日雪、将新霽、天気和煦、即欣然而作...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
......
柳田国男 「故郷七十年」
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