...僕の知つてゐた先生は才気煥発(くわんぱつ)する老人である...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...同年八月二十九日韓國併合詔書の煥發と同時に...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...明治二十三年十月三十日をもって教育勅語が煥発されるようになった次第である...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...それからちょうどその教育勅語の煥発せられた頃より東京大学に教授となって教鞭を執り...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...大詔(たいしょう)煥発(かんぱつ)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...次で明治八年遂に立憲の聖詔煥發せられたりき故に彼れを稱して立憲政體創造の首功と爲す可き乎彼れ或は愛國社を興し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...国会開設を予約し給へる詔勅の煥発あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その友達の名は趙大煥といった...
中島敦 「虎狩」
...そして趙大煥が気絶した男をいまいましそうに見下している...
中島敦 「虎狩」
...煥として星の漢を経るが如く...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...深く如是閑君の才氣の煥發縱横なるに感服した一人である...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...才気煥発(かんぱつ)で...
野村胡堂 「胡堂百話」
...才気煥発などとは凡そ縁の遠い地味な存在でもある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...さういふどこか才氣煥發といつたやうな風貌は大正七...
堀辰雄 「(芥川龍之介の書翰に就いて)」
...天に照るテダと相煥発(あいかんぱつ)するという思想で...
柳田国男 「海上の道」
...四鄂煥(がっかん)ときては彼よりももっと神経の粗(あら)いほうである...
吉川英治 「三国志」
...裏門へかかった鄂煥は...
吉川英治 「三国志」
...そして長ずるや馬謖の才能はいよいよ若々しき煥発(かんぱつ)を示し...
吉川英治 「三国志」
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