...焼けただれた唇のない顔は...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...たちまち手が焼けただれてしまうので...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...雷門の焼けた丑年生まれで...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...問註所(もんちゅうじょ)の入道さまの名越(なごえ)のお家が焼けたのは正月の十六日...
太宰治 「鉄面皮」
...化粧クリイムの浪へ樺色に焼けた海水着の女達が走り込んだり逃げかえったりしていた...
谷譲次 「踊る地平線」
...一あゝ焼けたな――ある日の朝...
田山録弥 「島の唄」
...日に焼けたというではなくて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その板は焼けた家でも押入の張板に使われたものらしかった...
豊島与志雄 「白血球」
...それでは猿男桃雨氏の宅も焼けたろうから見舞って遣らねばならぬといって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...世話の焼けた話ったら……酔っぱらって...
中里介山 「大菩薩峠」
...その都度(つど)御米は真丸な縁(ふち)の焼けた銀の月と...
夏目漱石 「門」
...焼けた建物の脇で...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...ちゃんと詫間にわかりますんです」詫間がうまい手つきで焼けた鉄板へ捏粉のかたまりを投げつけた...
久生十蘭 「だいこん」
...焼けた砂が、まるでパンの焦げるような好い匂(にお)いがした...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...又この火事で焼けた...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...戊申(ぼしん)の年に伊達屋敷が焼けたので...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...……素晴しい若紳士……日に焼けた……骨格の逞ましい堂々たる最新流行……憲作は番頭の久四郎(きゅうしろう)に名刺を出して叮嚀にお辞儀をした...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...その辺(あた)りは、七条坊門やら、塩小路、楊柳(やなぎ)小路などの細かい人家が櫛比(しっぴ)している所だったが、焼けたのは、六波羅勤(ろくはらづと)めの侍屋敷一軒だった...
吉川英治 「源頼朝」
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