...若い狐を檻に入れ、然るべく養えば、裕福になると信じられている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これを人によって然るべく教え導き...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...自分の息のあるうちに河内介に然るべく嫁を迎えて家督を譲ろうと思う心が切であった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...然るべくお支払いをいたさせますが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...それに然るべく繪を添へればよいと思つて居た...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...然し御希望によって当地で然るべくとりはからって上げるからとの事であった...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...何か然るべく土地の面(かお)ぶれを通すと存外簡単に運ぶ...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...何卒今暫く御滞留遊ばされ候儀然るべくと恐れながら奉り存じ候...
服部之総 「新撰組」
...さだめしさだめし其地には遊しかけの御用事も御座候はん夫れ等を然るべく御取まとめ...
樋口一葉 「ゆく雲」
...然るべく」といった...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...馬車の前部は然るべく修繕され...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...役人連を然るべく手懐けておいて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...然るべく用を足すと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...然るべく処置されたものと...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「お断りある方が然るべくぞんじます」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...然るべく、おもてなし申しておけ」秀吉は、そういって、取次を帰すと、母と共に、茄子をもぎ始めた...
吉川英治 「新書太閤記」
...――京都へでも攻め上って、然るべく、中枢の政権でも取ったうえなら知らない事だがと、説をなす者もある...
吉川英治 「源頼朝」
...わしの男ぶりを然るべくととのえさせては貰えんですかい...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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