...彼等は焦らずにはいられなかった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...焦らず着々と一歩一歩に努力して進み行くことである...
大隈重信 「現代学生立身方法」
...休んでいると先ほどの白衣の道者が急がず焦らず悠々とした足取りで通って行く...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ま、焦らずに、ゆっくりやるさ...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...無限に時間がつぶれて行きそうで私は焦らずにはいられなかった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...笑っては食い笑っては食い無限に時間がつぶれて行きそうで私は焦らずにはいられなかった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...だから、東京へ帰ったまんま、普通以上に用いられなくても、決して焦らず、なんの不平も言わなかった...
正岡容 「寄席」
...焦らず弛まぬ純誠純一な身心の活動美も...
夢野久作 「「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能」
...焦らずに充分のご修行が専一かと心得まする」「ご芳志忝けのう存ずる...
吉川英治 「剣難女難」
...と、重蔵の冷々たる小太刀は、焦らずさわがず、するすると寄るよと見る間に、「義によって助太刀ッ」裂帛(れっぱく)一声、身を剣につれて、飛弾の如く玄蕃の鬢のあたりへさッと飛んだ...
吉川英治 「剣難女難」
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