「焦げ」の意味
物が焼けて黒くなること
小説での「焦げ」の使い方
...真黒或は半焦になった材木の下に積重なった書籍が原形のまゝ黒焦げとなって...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...焦げつきそうな痛みがすこしずつ取れてゆくように思った...
海野十三 「火葬国風景」
...露地の奥から火勢があおる焦げくさい強い熱気がフーッと流れてきた...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...転落の際ガソリンが爆発して死体は黒焦げとなり...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...軈て『餅(あんも)が焦げてまつせ』と言ふ聲がする...
高濱虚子 「俳諧師」
...書生さんは其無頓著なところがいゝのだと思ひかへして「これを洗ひ張りをして何とか工面をして燒焦げを隱すやうにして御覽なさい」と細君は鶴子さんに命じた...
高濱虚子 「俳諧師」
...せつかくの御飯を黒焦げにしてしまつた...
種田山頭火 「其中日記」
...片側がすっかり焦げているだろう? もちろんマッチではこうはならない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...もう半ば焦げたのや湯気を吹いてるのがあった...
豊島与志雄 「塩花」
...爆心最近距離の物は、黒焦げとなる...
永井隆 「長崎の鐘」
...青く焦げるような空にむかって舞上る小鳥の姿が頻りに描かれた...
原民喜 「遥かな旅」
...すこし谷のように窪んだところにまっ黒に焦げた吉兵衛の死骸が俯伏(うつぶ)せになっている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...丘の下には焼け焦げた五つの屍体……洞穴の薄明の中には横死をとげた不幸な魂……巻煙草を出して火をつけ...
久生十蘭 「海豹島」
...かすかに焦げる匂いがするきりで...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...少し焦げた味噌の香りと一緒に...
正岡容 「寄席」
...ほとんどこの胸が焦げそうだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...焦げつくように暑くなり...
山本周五郎 「新潮記」
...髪の毛まで焦げている...
吉川英治 「三国志」
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