...此時意識の焦點に立つものは唯自己のみである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...服の上に焼け焦げが丸くできていた...
海野十三 「少年探偵長」
...その焦点で焚火(たきび)をして見たり...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...女王の焦燥を宥める手を心得ていた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ボールの原子構造のモデル――夫によれば原子は原子核を焦点として電子が回転する処の小宇宙的太陽系である――によって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...「おまけにリーザさんもあなたのおいでを待ち焦れていますからね...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...焦躁不安の余りの意欲の痲痺と神経の苛立ちからである...
豊島与志雄 「意欲の窒息」
...自分自身の焦燥からのがれる気がした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...宗助(そうすけ)は膝(ひざ)を突(つ)いて銀(ぎん)の色(いろ)の黒(くろ)く焦(こ)げた邊(あたり)から...
夏目漱石 「門」
...焦茶色(こげちやいろ)の丈夫な眞田紐...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...気になるばかりで焦々するうちに疲れた...
原民喜 「透明な輪」
...彼女達に焦がれている! 彼女達に会えば私の病気は治る……行ってくれ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...何故か一散にN村まで行き着き損ひさうな焦立ちをもつてゐた...
牧野信一 「円卓子での話」
...米粒程の小さい焦茶色の歯を渡しました...
牧野信一 「美智子と歯痛」
...焦熱地獄へ――」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ああいう焦点であれをかいた作者の成長の節がおもしろいので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...恋に身を焦す鳩なり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...國際報道の焦點になつて來たせゐだ...
吉川英治 「折々の記」
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