...彼はこれ以上訊ねても無駄なことをよく知っていた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...そんな無駄な手数をかけさせるまでもなく...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...ロシアの青年の無駄な努力や...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...一つは無駄な経費を絶対に省くこと...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...書店の店頭から無駄な悪趣味を一掃したい...
高村光太郎 「装幀について」
...二三年前に崩壊した四年間の無駄な結婚生活の失敗にも懲りず...
徳田秋声 「縮図」
...こんな無駄なことをなさるより...
豊島与志雄 「慾」
...こんなことをさせはしません」年寄りらしく無駄なところで歯ぎしりをしております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは無駄なことでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ちょっとも無駄なところがなく...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...これ以上の答えを探し求めても無駄なのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...無駄なことを聞く暇はない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...結果から見れば無駄なことを強いたことになる...
本庄陸男 「石狩川」
...書き損ひの原稿を丹念に溜めて置くといふ無駄な癖を持つてゐた...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...私はそれをその何れかと決めようとして決めかねる、無駄な思案だ、どちらでもいいではないか、私はさうも自分にいつてきかせながら、依然として、理由のない――理由のわからないさきほどの悲しみを、我れながら訝らないではゐられない...
三好達治 「霾」
...人は徒(いたず)らに無駄な歳月を経てから...
室生犀星 「津の国人」
...あの無駄なき単純...
柳宗悦 「工藝の道」
...「もう茶など注(つ)いでも無駄なことじゃ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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