...彼は学問の分野において無類の才能を持っている...
...彼女の美しさは無類で、周りの誰もが彼女に注目していた...
...彼の料理の腕前は無類で、お店にはいつも行列ができている...
...彼の功績は無類で、多くの人々から尊敬されている...
...彼の運動能力は無類で、何でもこなすことができる...
...無類な潤みを持った童女にしてはどこか哀れな...
有島武郎 「クララの出家」
...文豪アナトオル・フランスは無類の愛書家だった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...征伐せずには置けぬ醜怪極悪無類の人間として...
太宰治 「お伽草紙」
...父は無類のおひとよしの癖に惡辣ぶりたがる性格を持つてゐて...
太宰治 「猿面冠者」
...しかし暑いことも無類であった...
寺田寅彦 「夏」
...実用無類の意味で...
中里介山 「大菩薩峠」
...文学は無類飛切(とびきり)の好い職業で...
「文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎」
...この無類のフェミニストは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無類の面白い運びは...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...ずば抜けたばかげさを持った無類の好人物だった...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...万国無類の風流かも知れぬが...
南方熊楠 「十二支考」
...これがまた珍無類である...
三好十郎 「恐怖の季節」
...その代り僕の家では毎月一度ずつ無類上等の御馳走を拵えて一家団欒して食べる事に極めている...
村井弦斎 「食道楽」
...この清潔無類の病院では個室にも何処にも瓦斯(ガス)や電気はつかえないことになっている...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...無類飛切(とびきり)というフォックス・テリヤのお手本みたような仔犬を一匹持って来て令嬢に与えた...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...古今無類の遺言書を発表して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...胴から延び下った両翼の姿の繊巧無類なある緊張...
横光利一 「旅愁」
...天下無類(てんかむるい)の早足(はやあし)の持主(もちぬし)...
吉川英治 「神州天馬侠」
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