...彼は学問の分野において無類の才能を持っている...
...彼女の美しさは無類で、周りの誰もが彼女に注目していた...
...彼の料理の腕前は無類で、お店にはいつも行列ができている...
...彼の功績は無類で、多くの人々から尊敬されている...
...彼の運動能力は無類で、何でもこなすことができる...
...頭のいいことは無類で...
有島武郎 「星座」
...お綾は無類の美人だ...
江見水蔭 「備前天一坊」
...無類のおっくうがりの男なれば...
太宰治 「花吹雪」
...こいつのオヤジは、昔間違って、狼罠(おおかみわな)にかかってキャンキャン啼(な)き叫んでいたが、誰も助けに来てくれないと知ると、罠にかかった自分の脚を、自分で食い切って、三本脚でビッコ引き引き戻って来たという剛(ごう)のものだけに、このデカの強いことも、また無類である...
橘外男 「雷嫌いの話」
...葬式は無類の好天氣の二十六日に東北學院教會堂で嚴肅に執行されました...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...亦古今無類の一大奇観なりといふ可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...聊(いささ)かの気兼(きが)ねもいらない無類上等のCaf(カフェエ)である...
永井荷風 「銀座」
...然らば何をか最も無類飛切りとしようか...
永井荷風 「妾宅」
...面白さは無類であった...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...ドストエフスキイの「死の家の記録」にでてくる兇暴無類の囚人ガアジンという男もかくやと思われるようなやつで...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...無類の鮮かさでクッキリと浮きあがっている...
久生十蘭 「新西遊記」
...誠実無類の人物でありまして...
火野葦平 「花と龍」
...無類無数の大功あり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...支那人は辛抱強いことは無類だよ...
森鴎外 「鼠坂」
...ここは椀も大きく風味も無類で...
山本笑月 「明治世相百話」
...自分の競争者は無類に臆病な犬で...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...と訊かれたという無類の能なしだ...
吉川英治 「鬼」
...ペストのように避けて通る――ローマ浴場の廃址、「若干のいい画を蔵する」博物館、珍無類の彫刻、ファサアドが、何百何年とやらに造られ、大祭壇がなんとやらの教会堂...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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