...彼は学問の分野において無類の才能を持っている...
...彼女の美しさは無類で、周りの誰もが彼女に注目していた...
...彼の料理の腕前は無類で、お店にはいつも行列ができている...
...彼の功績は無類で、多くの人々から尊敬されている...
...彼の運動能力は無類で、何でもこなすことができる...
...皮ごと竪に二つに割って、横に薄く切り、醤油を滴らして食うと、酒の肴に珍無類、仙気を帯びた異味となる...
青木正児 「九年母」
...無類飛切といふのがございまさ...
薄田泣菫 「茶話」
...かの便宜主義の統領たるベンサム氏が最大無類の禍害的と綽名(あだな)せし戦争は...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...ドストエフスキイの「死の家の記録」にでてくる兇暴無類の囚人ガアジンという男もかくやと思われるようなやつで...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...この無類のフエミニストは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無類の忠義者といわれた下男の勇太郎...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無類の愛嬌者でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無類の惡筆だつたから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は無類の酒を飲んでいる! 一人の少女を飲んでいる!若しも私があの夜ホテル・エソワイアンの廊下であの bizarre な少女に出会った時...
堀辰雄 「鳥料理」
...上下の人物の配合はまた無類の趣向なり...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...この牡猴は無類の盗賊で芸を演ずる傍(かたわら)一日分の食物を盗むから...
南方熊楠 「十二支考」
...順次日の進行に逆ろうて行くとしたは珍無類のやり方で支那に起りしや疑いなし」といったごとく(『大英百科全書』十一板...
南方熊楠 「十二支考」
...最後に尤も無類の珍談といふは...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...類を有する物は無類至上のものとはいえない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(F・O)前代未聞の定九郎いなせな定九郎男ッ振りの善い定九郎よ実に無類千両!仲蔵は忽ち江戸中人気の焦点となる...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...しかも(学問はそれほどでないにしても)それらの武芸は無類の腕で...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...珍無類だ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...こういう無類(むるい)な部門分(ぶもんわ)けをして...
吉川英治 「神州天馬侠」
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