...旗本の二男坊の無頼な生活の中にも見出されるのを思う...
田中英光 「さようなら」
...自然現象のように自由で無頼な放浪者を気取っていたのかも知れない...
谷譲次 「踊る地平線」
...国籍不明の「巴里の影」の一つになりすました気で大いに無頼な自己陶酔にひたっている最中...
谷譲次 「踊る地平線」
...性(たち)の悪い厚かましい無頼な少年で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無頼なるテナルディエの者ども...
豊島与志雄 「レ・ミゼラブル」
...いかな無頼なやつも本心に立ちかえるであろうと存じ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...石黒少佐に疎遠されている中田大尉が監察長として無頼な兵隊どもの監察の責任をとらされ...
久生十蘭 「ノア」
...無頼なる細君が跋扈(ばっこ)して良人を窘(くる)しめ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...無頼な群集の裡に棲みながらおもひ上つた信条を悦しいといふ――ああ 冷酷の無辺大 磁の凄じい牽引に躯を焼いてすべて闘ひの途に起て...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...ロンドンの住民の中でも最も無頼な連中が大ぜいあちこちとよろめき歩いているのが見えるようになった...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...無頼な職人の恫喝(どうかつ)が...
本庄陸男 「石狩川」
...土伝に唐の時民丁五百余口あって皆無頼なり...
南方熊楠 「十二支考」
...一人の娘がその家に泊った無頼な兵士の暴行を避けようとして高い窓から身を投げた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...無頼なかまの喧嘩(けんか)といったけしきで...
山本周五郎 「竹柏記」
...無頼ななかまと喧嘩(けんか)をして...
山本周五郎 「やぶからし」
...奔放無頼なる心理遺伝の内容を洩らすまいとして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「なにっ」無頼な眼つきが一せいに後ろを向いた...
吉川英治 「私本太平記」
...あの無頼な男が、また将頼や将平などを、手こずらしているのであるまいか...
吉川英治 「平の将門」
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