...葉子は妙に無関心な心持ちでそれを手に取った...
有島武郎 「或る女」
...役人の一人が最も無関心な態度で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...不思議な程平らな無関心な気持でだまつて眺めてゐました...
伊藤野枝 「白痴の母」
...世間が無関心なのは実情を知らないからである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...民主革命に無関心なおまえたち先輩の頑固さである...
太宰治 「如是我聞」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...なんだか無関心な眼で子供を眺めていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...」全く無関心な、冷やかな調子だった...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...そのなんとも言えない沈黙とその無関心な数言との魅力を味わった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無関心な衆目環視の中におけるこの惨(みじ)めな動物の痙攣(けいれん)は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それにたいして無関心な様子をするものである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無関心な眠りにたいするいらだたしい反抗を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あたかも他に心を取られているかのように無関心な調子で言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何事も初めは無関心なものではないか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「礼儀というものは無関心な人たちのためのものであり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...頭はれいろうとしているし尿の事には無関心なのである...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...後に彼らの大人らしくなった行為に対してはかえって無関心なのです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私の驚愕(きょうがく)に無関心なように黄の手にした挙銃の引金がマリの寝姿に向って引かれた...
吉行エイスケ 「スポールティフな娼婦」
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