...葉子は妙に無関心な心持ちでそれを手に取った...
有島武郎 「或る女」
...役人の一人が最も無関心な態度で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...爆弾事件発生以来も彼は全然無関心な顔をしていたし野次馬連中が争ってヘルナー山頂へ急いだときも...
海野十三 「地球発狂事件」
...自然の無関心な心...
種田山頭火 「夜長ノート」
...」全く無関心な、冷やかな調子だった...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...パリーにおいて無関心なあるいは皮肉な沈黙にかこまれながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...傘をさして通る人々の冷たい無関心な眼附の中を...
豊島与志雄 「少年の死」
...――これは無関心な常識であって...
豊島与志雄 「庶民生活」
...それから彼女は彼に全く無関心なように...
豊島与志雄 「白蛾」
...俺の知ったことか! という無関心な絶望の言葉は...
豊島与志雄 「生活について」
...禎輔の顔は俄に無関心な表情になった...
豊島与志雄 「野ざらし」
...彼女は私の雑仕夫的な仕事には無関心な代りに...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...男は無関心な足取りで...
豊島与志雄 「真夏の幻影」
...無関心な人の足音は...
豊島与志雄 「録音集」
...つまりいわゆる養生に無関心な訳で...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...華やかな人間の行事にも無関心な動物の自然さで...
宮本百合子 「あられ笹」
...ひとのことに無関心なものはちょっとないであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それが英国種の牝犬のように無関心な顔をして...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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