...まるで他人の身の上の事でも話しているような無関心な態度を...
伊藤野枝 「転機」
...ペンベリーは無関心な表情でみていたが...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...何たる個人的感情の枯れた(インディファレント)「紳士的現象」であろう! UOGH! なんという無関心な...
谷譲次 「踊る地平線」
...リャボーヴィチは無関心な気持で前や後ろを見やり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...そんなことは無関心なんです...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...そのなんとも言えない沈黙とその無関心な数言との魅力を味わった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...二人の饒舌(じょうぜつ)家には無関心なことだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...禎輔の顔は俄に無関心な表情になった...
豊島与志雄 「野ざらし」
...無関心な騒音が流れ出ていた...
豊島与志雄 「裸木」
...凡てに無関心なまでに深く考え込んでいる木下の顔を見て...
豊島与志雄 「二つの途」
...彼女は私の雑仕夫的な仕事には無関心な代りに...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...拝むものとは思わなかったよ」銭形平次は無関心な態度で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いずれもお偉方のやるような無関心な質問で...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...祖国にたいしてあまりにも無関心なようすをしているのに...
久生十蘭 「キャラコさん」
...無関心な人には一向眼につかない物象――つまり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...森先生の恋人なんですよ」登は無関心な眼でその娘を見た...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...いい養子先があったら行く事だ」十兵衛の無関心な放言は...
吉川英治 「柳生月影抄」
...低劣なる価値に没頭して一切の高き価値に無関心なる雰囲気においては...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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