...けれども息子の無能な点は父にもあったのだ...
有島武郎 「親子」
...無能な教育家は何処に行つたつてあるものぢやない...
石川啄木 「葉書」
...そののろまで無能な私も...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...老耄(おいぼれ)た無能な醜い悪魔を見るような心地がして...
豊島与志雄 「微笑」
...しかも平生の自分より遥(はる)かに無力無能な赤子(あかご)であると...
夏目漱石 「門」
...「無能な肯定――」と公言して明らかにフランクを誹謗(ひぼう)した...
野村胡堂 「楽聖物語」
...親分」この無能な大番頭からは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかも誠に無能な二人であつた事を思出さずに居られない...
長谷川時雨 「三十五氏」
...りくつばかりで実地に無能なドイツ派官学と対比しつつ高く評価した論文が今年...
服部之総 「望郷」
...父は哀れで無能な犯罪人だったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...何も出来ない無能な女は軽蔑に値すると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...しかしいくじのない無能な人間によくあるごとく...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...国政統御の職が無能な人々によって占められているのを見てあとじさりした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは通例最も無能な者どもである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...最も無能な者にきまっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...つまり極度に文化程度の低下した無知無能な性格を表わしております...
夢野久作 「鼻の表現」
...無能な自分と一緒に生活したのが彼女の運のつきだ...
横光利一 「夜の靴」
...敵を屈服せしめないでいるのが――無能な長陣のように...
吉川英治 「新書太閤記」
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