...盗み取った金と無節操な女とを争って享楽せんとする...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...世の無節操な男共の反省に備えようという婆心ですから...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...まだ二日も無節操なバカ騒ぎがあり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...すくなくともハレンチな無節操な腰抜けではない...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...「テラメネスの靴」というのはローマで二党派の何れにも媚(こ)びる無節操な政客を呼ぶ綽名(あだな)であった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...無節操なぞいう亡国的人民の資格をすっかり備えていることになるのである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...無節操なる暴力とか策略とか言うものを平気で...
夢野久作 「少女地獄」
...余りに無節操な降将やら時の人心をいたく衝撃したようだった...
吉川英治 「私本太平記」
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