...前例がなく、この決定をすると後患無窮に陥る可能性がある...
...この計画の問題点は、後患無窮となりうることだ...
...あの行動は後患無窮を招く可能性があるから、よく考えてから行動した方がいい...
...このような決定をすると、後患無窮となり、取り返しのつかない結果になるかもしれない...
...彼の失敗は、後患無窮となった...
...文章の力は千古無窮とは王世貞(おうせいてい)の言う所である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...この無窮に循環する輪の何處から手をつけていゝかわからない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...その永遠無窮の聲によつて人生の大道に覺醒した...
石川啄木 「雲は天才である」
...それを無窮に持続せんとする国民の信念もまた益々強められて来たのである...
津田左右吉 「日本精神について」
...その無窮なるものはわれわれのうちに本質の観念を覚(さま)させるのではあるまいか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...残余の時間を無窮のうちに投げ込むこと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なおその眉目(びもく)の下に無窮なるもののかすかな輝きを持っている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ふたりは無窮のうちに歌声を聞くような気がし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お花畑の花の色の透明にして深甚(しんじん)なのに酔わされた竜之助は、ここに来て、永遠と、無窮とを彩る、天地の色彩の美に打たれないわけにはゆきません...
中里介山 「大菩薩峠」
...「天壌無窮の神勅に依りて...
蜷川新 「天皇」
...何か無窮の前に自分が立たせられてゐるかのやうな戰慄で充たし...
堀辰雄 「春日遲々」
...かかる曠世(こうせい)の尤物(ゆうぶつ)を無窮に残し拝ますはアの筆のほかにその術なしとあって...
南方熊楠 「十二支考」
...己が感じて、その感じ、その胸の悶(もだえ)を3060なんとか名づけようとして、詞(ことば)が見附からないで、そこで心の及ぶ限、宇宙の間を捜し廻った挙句に、最上級の詞を攫(つか)まえて、己の体を焚くような情の火を、無窮極だ、無辺際だ、永遠だと云ったと云って、3065それが悪魔もどきの事かい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...無窮な希望をもつて...
吉川英治 「折々の記」
...悠々無窮の日の出はわらふだらう...
吉川英治 「折々の記」
...數字といふものはあくまで起因と無窮數につながつてゆく科學基點の明確なものとばかり思つてゐたが...
吉川英治 「折々の記」
...我々自身の目によってアムンゼンとバードが記録したふわふわした奇妙な雪の円筒が集団をなして風の随に無窮の凍土を転げて行く様を視認したこと...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...無窮の一部として自分が存在してゐる樣な悠久さを覺ゆる...
若山牧水 「樹木とその葉」
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