...前例がなく、この決定をすると後患無窮に陥る可能性がある...
...この計画の問題点は、後患無窮となりうることだ...
...あの行動は後患無窮を招く可能性があるから、よく考えてから行動した方がいい...
...このような決定をすると、後患無窮となり、取り返しのつかない結果になるかもしれない...
...彼の失敗は、後患無窮となった...
...のみならず文章も千古無窮に力を保つかどうかは疑問である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...物質から世界を形成した人間的の創造者すなわち神が無窮の存在であるという考えよりも...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...この永遠無窮の道を体現すると然らざるとによって...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...輿論に反して之を唱道するの報賞(むくい)は斯くも遠大無窮である...
内村鑑三 「聖書の読方」
...即ち天壌無窮の神勅に依って万世一系の帝位をここに御践(おふ)みになる所の儀式である...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...上は無窮の法に接し...
田山録弥 「孤独と法身」
...今若し除かれてあった特異点――無窮遠点――の特異性を取り去るためには各々の点に夫々一双の数を対応せしめるならば...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...無窮な空間の静けさを僕は恐れる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...影に浸され光に震えている無窮の空間であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...夢想するためには無窮の天がある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...われわれの内部にも無窮なるものがないだろうか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その二つの無窮なるものが(何という恐るべき複数であるか!)互いに重なり合ってるのではないだろうか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして無窮なるもののうちにあれ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ふと眼をあげると、鏡のゆるやかな撓みが、唐突に宇宙そのもののように無限に拡大され、天心から十五度以内に、あらゆる星座が、無窮の、その癖、すぐ手の届くところに、燦然と輝いている...
久生十蘭 「泡沫の記」
...科学の進歩無窮なれば全く望まれない事でなかろうが...
南方熊楠 「十二支考」
...無限の時空の中に無窮の抛物線を描いて落下しつつある...
夢野久作 「ビルディング」
...天壤無窮に、わが皇室とわれ等民族は、一器の水を器から器へ移すやうに、歴世、その建國の大精神をこぼすことなく傳へてきた...
吉川英治 「折々の記」
...無窮な国体のうえに生を保(も)つ安心であった...
吉川英治 「日本名婦伝」
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