...別段に何の感じもそそられないような無神経な顔をして...
伊藤野枝 「転機」
...無神経な顔つきで...
海野十三 「怪星ガン」
...犯人も自分の画像がこんな無神経な器械の中に...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...無神経な蝦蟇でさえ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...ばかばかしい程無神経な俗書であるのが常である...
高村光太郎 「書について」
...けだものみたいに無神経なアメリカの兵隊どもが...
太宰治 「十二月八日」
...下駄のままで精米所へのこのこはひるほど無神経な男ではない...
太宰治 「津軽」
...まるで無神経な人だと思った...
太宰治 「如是我聞」
...こんな無神経なことは書くまい...
太宰治 「如是我聞」
...武田は無神経なほど落付払っていた...
豊島与志雄 「裸木」
...無頓着(むとんちゃく)なる観覧人の無神経なる閲覧に供せられんよりは...
永井荷風 「江戸芸術論」
...無神経な話しぶりから...
中村地平 「悪夢」
...――しかしそう無神経なら今日でも...
夏目漱石 「虞美人草」
...自分の小遣を比田(ひだ)に借りられないような用心でもする方がよっぽど増しだ」こんな事に掛けると存外無神経な細君は...
夏目漱石 「道草」
...甚だ無神経な奴になっていなければ...
長谷川時雨 「紫式部」
...あなたのような無神経な警官は...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...それに無神経な露骨な自我を加へたこの頃の彼女には...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...無神経な妄想に走つてゐられる場合でないのだ...
牧野信一 「蔭ひなた」
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