...しかし実施している人たちが無知なため...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...無知なもののそれと偶然一致したといふよりも...
薄田泣菫 「小壺狩」
...実に当局者の無知なために...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...山の中のこんな無知な宿屋の亭主や...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...そして時々『何故我々は句作するか』という疑問を提出して考えたり論じたりするのは一面非常に無知な...
種田山頭火 「雑信(二)」
...これほど無意味な僣越な無知な言葉はあるまいと私は思ふ...
田山録弥 「現代と旋廻軸」
...この無知な区別からも説明できよう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...批評そのものに就いては人間的に無知なのでは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...従って又之ほど無知な反感を招くものはないように見える...
戸坂潤 「思想としての文学」
...無知なアメリカ人などは知らないだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...世間の無知な一群の人間へ与えるのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...科学的に無知な資本家の陋習と...
戸坂潤 「読書法」
...無知なるものであり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...待ちでボケる上に、ロケで、無知な奴等に、見せものを見るやうな目で見られる、いら/\してたまらない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いよいよ無知なる者の自然への従順をたたえ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...邪悪な者、無知な者は、それをすると益々(ますます)悪くなる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...無知な山そだちの女中などの...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...また、あるときは、「たそがれ、緋(ひ)の袴(はかま)をはいた女官が、院の檜皮(ひわだ)屋根の上に見えたが、そのうちに御池殿(おいけどの)(尊氏の住居)のうちへ消えた」などという流言も立ち、無知な民心は、そんなことにもすぐ暗い不安にゆすぶられた...
吉川英治 「私本太平記」
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