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高村光太郎 「智恵子抄」
...そして無益な行ないや言葉によって少しも貴重な時間を浪費しなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...空想のりっぱな無益な蜘蛛の巣を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無益なことはもう思ふまい...
長塚節 「教師」
...有害無益な群衆を尻目に...
林芙美子 「瀑布」
...無益なものと思われるからです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...無益な動作に疲れ...
久生十蘭 「一の倉沢」
...これ以上の探求や推論を重ねて悩むことは無益なことだと思われる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...決して無益ならず...
福澤諭吉 「〔気品の泉源、智徳の模範〕」
...先(ま)ず/\ソンナ無益な殺生は罷(やめ)にしようと云(いっ)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ふと又例の妄想(もうそう)が働きだして無益な事を思わせられる...
二葉亭四迷 「浮雲」
...それは無益な事だといひたく思ひます...
水野仙子 「響」
...無用無益な贅沢(ぜいたく)を廃したらば日本人の富の程度でも随分上等な食物が得られます...
村井弦斎 「食道楽」
...一年余の間無益な往反をして...
森鴎外 「渋江抽斎」
...これに伴う無益な焦慮...
柳宗悦 「工藝の道」
...無益な外形の写実ではなく...
柳宗悦 「民藝四十年」
...何故にこの無益な冒険をしなければならぬのか...
横光利一 「上海」
...決して無益なことではない...
吉江喬松 「山岳美觀」
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