...全く無益な、路傍の苦労ばかり、それも自ら求めて十年間、転輾(てんてん)して来たということである...
太宰治 「困惑の弁」
...『最早問答は無益なるぞ(for I will parley no longer)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...批評というものは甚だツマらぬ怪しからぬ無益なもので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...若くは無益なりとも信ぜざるがゆゑに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そしてなぜにそうなったのか?」そういう問いは凡て無益なことであった...
豊島与志雄 「湯元の秋」
...しかしこんな無益な告白が何になる? 人は私を薄志弱行の徒と笑ふであらう...
中沢臨川 「愛は、力は土より」
...所詮は無益なわざであって...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...一旦意気に感じたらその者のためには真実水火も辞せぬというような無益な感激性に富んでいるのである...
久生十蘭 「魔都」
...無益なつまらない調査事項をあまり過大に負担せしめないためと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...決して無益ならず...
福澤諭吉 「〔気品の泉源、智徳の模範〕」
...無益な殺生をしたなんて氣は少しも起らなかつた...
室生犀星 「末野女」
...時代が下降するにつれて技巧は無益な煩雑を重ねた...
柳宗悦 「民藝四十年」
...こんな無益な手数は...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...将来の不安などについて無益なものおもいに浸っていると...
山本周五郎 「青べか物語」
...将来の不安などについて無益なものおもいに浸っていると...
山本周五郎 「青べか物語」
...この無益な我と我が身に向ふ狂怒から防がれて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...無益な殺傷沙汰はしたくないと思う...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...兄がこの無益な仕合を敢えて自分にさせたのは...
吉川英治 「柳生月影抄」
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