...彼の手元には無瑕疵な美術品がたくさんあった...
...その建物は無瑕疵な設計と施工で作られた...
...彼女は無瑕疵な演技力で映画賞を受賞した...
...その車は中古だが、無瑕疵な状態だ...
...食材には無瑕疵なものを使用しているという店がある...
...わがまことに愛づるは無瑕の美玉にこそ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...そして幾分よごれはしても必ず無瑕(きず)で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...無瑕(むきず)な紙面に大きなインキの雫(しずく)が落ちかかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...師匠たる長老に命ぜられて自分のするだけの事が一々規律に(かな)つて無瑕瑾(むかきん)だと云ふ自信も...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...無瑕(むきず)のまま埋めたか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無瑕(むきず)のまま埋めたかという――あの一件を平次は指すのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そこもまた無瑕(むきず)の壁で賽の目の入墨などという汚らしいものはありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この英邁(えいまい)な資性にもかかわらずですね――僕は『かかわらず』と言うのですよ――この男は完全に無瑕瑾(むきず)というわけじゃない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...しかし前科のない、無瑕瑾な、手堅い銀行家でいながら小説を作る人――そんな人はあったためしがないのです...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...各生涯を通じて完全無瑕(むか)と保険付きでない...
南方熊楠 「十二支考」
...無瑕の寶玉の光を帶びてゐる...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...石燈籠が大抵笠の方が缺けてゐて一本として無瑕なものがなかつたが...
室生犀星 「京洛日記」
...江戸の全市に家屋土蔵の無瑕(むきず)なものは少かった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...全く無瑕に傳はつてゐるのは結構である...
和田萬吉 「父兄の方々に」
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