...大欲は無欲に似たりでせうか...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...無欲に住まず名誉にのみ煩う...
柳宗悦 「工藝の道」
...無欲にして明鏡の如くに澄み切った心――悪魔以上に廓然(かくぜん)冷々たる態度を以てこれに対すれば...
夢野久作 「鼻の表現」
...清廉無欲にして極端に公益をのみ思ふ急進空想の人なる父は...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...虎に食われた土地のあわれな遺族方にでも頒(わ)けてやっておくんなさい」「それでいいのか」知事は彼の無欲に驚いた顔つきだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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