...自称候補者の面々が無慮一万人ばかりだね...
内田魯庵 「犬物語」
...無慮五百体もズラリと静粛につき従っていた...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...これを聴講をするために押しよせた学者の数は無慮一万人にのぼった...
海野十三 「地球盗難」
...その数無慮五百名...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...無慮(むりよ)百餘名(よめい)と註(ちう)せられた...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...明治十四年各府県の調査統計によるに無慮四万二〇二三町九反とす...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...無慮(むりょ)五...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...集まるもの無慮二十名...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...無慮二万人に及んで三上藩に押し寄せるという勢力になった...
中里介山 「大菩薩峠」
...無慮百以上の両目は確実なのですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...その一行が無慮数十人...
中里介山 「大菩薩峠」
...「僕は、昨夜例の小説を到々書きあげてしまつた、無慮百七十枚だ...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...新聞流でいえば無慮(むりょ)三百人はあるだろう...
正岡子規 「墓」
...英領加奈陀(カナダ)との競争状態といったような各項に亘って無慮...
夢野久作 「近世快人伝」
...又その無慮数億、もしくは数十億年に亘るべき「胎児の夢」が、僅に十個月の間に見てしまわれるのも、前述の細胞の霊能を参考すれば、決して怪しむべき事ではないので、進化の程度の低い動物の胎生の時間が、割合に短かいのは、そんな動物の進化の思い出が比較的簡単だからである...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...八面鉄桶(てっとう)の象(かたち)をなしてその勢無慮(むりょ)十数万――その何十分の一にも足らない張飛...
吉川英治 「三国志」
...無慮(むりょ)十万に上るであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...無慮二刻(ふたとき)に余る時間を――大なり小なり...
吉川英治 「親鸞」
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