...見るも無慚な姿だった...
海野十三 「蠅男」
...なんという無慚(むざん)な浅ましい姿に変ってしまったのだろう...
海野十三 「蠅男」
...無慚な身心を立て直さなければなりません...
種田山頭火 「其中日記」
...何人を彼は無慚に斃せしぞ! 悲哀かくして我にあり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...多く流血の無慚の日數過したり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...無慚の兵燹を 435攘ひて水師防ぐこと少しも汝望まずば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...更にまた骨を無慚につんざけば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...パトロクロスと光榮の將ヘクトールおのおのの肉を無慚の刄もて打ち碎くべく奪ひ合ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...835無慚なるかなあゝ汝...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...無慚の凶死遠ざけて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼の屍體を無慚にも曳きずり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...無慚(むざん)に路傍に叩(たた)き(のめ)された花束のようなものであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...そうして胸部全体から言えば、いかにも歪形の感じで、無慚である...
外村繁 「落日の光景」
...十八の花を無慚にも散らしてしまったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんな無慚絵なんか描いたんだ...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...自分は無慚(むざん)の僧で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...エマルソン等も鴎外に逢はゞ無慚なる扱をや受けむといへり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...無慚な血潮が滲(にじ)んでいた...
吉川英治 「剣難女難」
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