...彼は無感覚に人の気持ちを理解できない...
...彼女の無感覚に驚いた...
...それは怒るべきことなのに、彼は無感覚な反応しかしなかった...
...彼は手術中に無感覚だったため、痛みを感じることはありませんでした...
...彼は無感覚な態度で私の告白を受け入れた...
...無気力無感覚とが伴い勝ちであるから...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...倉地が葉子のその悲惨な無感覚を分け前してたとえようもない憎悪(ぞうお)を感ずるのはもちろんだった...
有島武郎 「或る女」
...無感覚に黙つてゐる...
犬養健 「愚かな父」
...折々は無感覚になった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...他人のもののやうに無感覚になつてゐた...
武田麟太郎 「現代詩」
...無感覚に眺めてゐた仙吉の眼は突然ギラとして...
武田麟太郎 「反逆の呂律」
...あるいはまた食っているうちに鼻が腐肉の臭気に慣らされて無感覚になったということも可能である...
寺田寅彦 「とんびと油揚」
...無感覚になっている時代...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...もはや痛みを通り越してほとんど無感覚になって...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...何時になつても麻痺した部分は依然として枯れたやうに無感覚で...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...もう無感覚になっているのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...あれを奪ったかを……」徹男さんのような気がした徹男さんの匂いがしたなまぐさい匂いの中で私の乳と腹と腰が先生の胸と腹と腰にピッタリと押しつけられてジットリと冷たい汗のようなものを流し最初の男を感じていた見も聞きもせぬ無感覚の中ではじめて...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...しかし悲哀に対して無感覚であったわけではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼を無感覚におしなさい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...無頓着と無感覚の中に求める...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしが生れつきかなりな程度にもっているこの無感覚*という特権を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼は凡ゆる普通の苦痛に対しては無感覚になつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...昏睡(こすゐ)せる人の無感覚こそやがて其(その)「生(せい)」なれ...
與謝野寛 「失楽」
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