...彼は無感覚に人の気持ちを理解できない...
...彼女の無感覚に驚いた...
...それは怒るべきことなのに、彼は無感覚な反応しかしなかった...
...彼は手術中に無感覚だったため、痛みを感じることはありませんでした...
...彼は無感覚な態度で私の告白を受け入れた...
...倉地が葉子のその悲惨な無感覚を分け前してたとえようもない憎悪(ぞうお)を感ずるのはもちろんだった...
有島武郎 「或る女」
...われわれは神経組織が無感覚なるため...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...かうした無感覚さと...
薄田泣菫 「独楽園」
...無感覚ト云ッタケレドモ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...死人の首の無感覚さとは無感覚の工合が違う...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...これだけの振動に全然無感覚であろうとは想像し難い...
寺田寅彦 「怪異考」
...久能は無感覚に画面をみつめ...
豊田三郎 「リラの手紙」
...彼らが今まで所有していた公平の無感覚は...
夏目漱石 「学者と名誉」
...殆(ほと)んど無感覚である...
夏目漱石 「それから」
...もう無感覚になっているのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...あれを奪ったかを……」徹男さんのような気がした徹男さんの匂いがしたなまぐさい匂いの中で私の乳と腹と腰が先生の胸と腹と腰にピッタリと押しつけられてジットリと冷たい汗のようなものを流し最初の男を感じていた見も聞きもせぬ無感覚の中ではじめて...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...私の無感覚で久しくおりましたうちに精神というものもどうなってしまったのですか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その体は長いこと無呼吸無感覚でいたという...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人が無感覚のうちに子供たちを指や踵(かかと)から産み出せるようにとも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その大きく見開いた無感覚な両眼から...
夢野久作 「戦場」
...一般婦人はなお男子に対して一種の奴隷たるに甘んじているほど無智無感覚であるにしても...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...昏睡(こすゐ)せる人の無感覚こそやがて其(その)「生(せい)」なれ...
與謝野寛 「失楽」
...勝入の面(おもて)は、無感覚にみえる...
吉川英治 「新書太閤記」
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