...彼女は無意気に話を聞いているように見えた...
...彼は無意気に仕事をしていた...
...無意気に本を読んでいると、気付けば時間が過ぎていた...
...彼の反応は無意気だった...
...試合で負けてしまい、チームは無意気な空気に包まれた...
...二人とも綿(めん)の交つた黒の毛糸の無意気(ぶいき)な襟巻(えりまき)を首に巻付けて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...欲には酌人(しゃくにん)がちと無意気(ぶいき)と思い貌(がお)に...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...唯物資本主義者の根本思想が、表面忠君愛国の美名に仮装されていながら内実は、社会主義者と同様の虚無思想であり、その生活の目標が弱肉強食と黄金万能の動物的享楽以外の何物でもない事がわかった……無良心、無節操、無意気、無感激な、ただその時その時の風まかせで生きて行く人間でなければ、大衆生活の仲間入りが出来ないように訓練された資本主義、唯物主義、個人主義者の子孫たち……そのような投遣(なげや)りな傾向の日本の大衆が滔々(とうとう)としてエロ、グロ、ナンセンスの芸術に走り、犯罪小説、もしくは探偵小説のスリルに没入して行った...
夢野久作 「路傍の木乃伊」
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