...彼は無性格で、感情を表に出さない...
...無性格な外観から、彼女は彼を信じられなかった...
...その芸術作品は、美的感覚を全く感じさせず、無性格だった...
...自分の心の中の感情を上手く表現できず、無性格な文章になってしまった...
...無性格な部屋には、何も飾りがなく、とても寂しい雰囲気が漂っていた...
...猶俺は彼等の樣に無性格ではないと思はずにはゐられなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...無性格、よし...
太宰治 「一日の労苦」
...無性格は天才の特質だともいうね...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...しかし理解を理解している処の理解は無性格である)...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...さて理解の無性格は直ちに概念の無性格を要求する...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...却って自分自身は無性格でなければならない...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...それが無性格であるかないかを決めてから語らなければならないであろう...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...概念は無性格である...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...この冷血で無節操で無性格な男は...
豊島与志雄 「砂漠の情熱」
...彼等が無性格に終る危険が多いからに外ならない...
豊島与志雄 「砂漠の情熱」
...作中の主人公は自叙伝的無性格に終ってはいないだろうか...
豊島与志雄 「性格を求む」
...無性格なR・L・S・の通俗小説と批評家のいう所のものが...
中島敦 「光と風と夢」
...又同様に『無性格』といふ性格は存するのである...
中原中也 「アンドレ・ジイド管見」
...無性格なものとなつてゐる...
三木清 「人生論ノート」
...無性格なものとなっている...
三木清 「人生論ノート」
...小屋はまったく無性格で...
山本周五郎 「季節のない街」
...あるいは無性格のしるしとして...
和辻哲郎 「藤村の個性」
...ただ単に彼の無性格...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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