例文・使い方一覧でみる「無心に」の意味


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...こんどは蟹の脚をかりりと噛んで中の白い肉を指で無心にほじくり出し...   こんどは蟹の脚をかりりと噛んで中の白い肉を指で無心にほじくり出しの読み方
太宰治 「右大臣実朝」

...無心に答えるのである...   無心に答えるのであるの読み方
太宰治 「ろまん燈籠」

...いつもの通りの銅色(あかがねいろ)の顔をして無心に藻草の中をあさっている...   いつもの通りの銅色の顔をして無心に藻草の中をあさっているの読み方
寺田寅彦 「嵐」

...この娘はスープの無心にまで来るくせに...   この娘はスープの無心にまで来るくせにの読み方
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」

...彼は無心に眺めやりながら...   彼は無心に眺めやりながらの読み方
豊島与志雄 「自由人」

...無心に聞き入りながら...   無心に聞き入りながらの読み方
豊島与志雄 「初秋海浜記」

...俺の方へ無心に向けられていた母の眼じゃないか...   俺の方へ無心に向けられていた母の眼じゃないかの読み方
豊島与志雄 「猫捨坂」

...小野さんは捩(ね)じ上げた五分心(ごぶじん)の頭を無心に眺(なが)めている...   小野さんは捩じ上げた五分心の頭を無心に眺めているの読み方
夏目漱石 「虞美人草」

...無心に鼻毛を拔いてゐるのでした...   無心に鼻毛を拔いてゐるのでしたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...無心に早苗の方を見てにつと笑つた...   無心に早苗の方を見てにつと笑つたの読み方
林芙美子 「風媒」

...父ちやん脊中を洗つてお呉れと太吉は無心に催促する...   父ちやん脊中を洗つてお呉れと太吉は無心に催促するの読み方
樋口一葉 「にごりえ」

...茶盆の上の急須に無心に湯をつぎながら...   茶盆の上の急須に無心に湯をつぎながらの読み方
水野仙子 「女」

...無心にそこに溢れているのであった...   無心にそこに溢れているのであったの読み方
「おもかげ」

...無心にサツのかんじょうをしていた花岡は...   無心にサツのかんじょうをしていた花岡はの読み方
三好十郎 「胎内」

...彼らの無心において...   彼らの無心においての読み方
柳宗悦 「工藝の道」

...それともまったく無心にそうするのか...   それともまったく無心にそうするのかの読み方
山本周五郎 「追いついた夢」

...当惑して一宿の御無心に参ったのでござりますが……」「まあ...   当惑して一宿の御無心に参ったのでござりますが……」「まあの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...無我――から無心にまで澄んでゆくように...   無我――から無心にまで澄んでゆくようにの読み方
吉川英治 「親鸞」

「無心に」の書き方・書き順

いろんなフォントで「無心に」


ランダム例文:
切り合う   ペダンティック   半句  

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